投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者 バートン・マルキール氏はインデックス投資から心変わりしてしまったのか?

 インデックス投資家のバイブル『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者として日本でも知られているバートン・マルキール氏が、インデックス投資という絶対的信条から離れてしまったのかという面白い記事がありましたので、紹介したいと思います。

 

www.cnbc.com

 

マルキール氏は、バンガード社の取締役を長らく勤めていましたが、現在、84才、Wealthfrontという会社のアドバイザーをしているようです。コンピューター取引をベースとしたアルゴリズムを駆使したソフトウェアが開発されれば、エキスパートはついに市場に勝てると主張しているようです。このアプローチはアドバンス・インデックスと呼ばれており、基本的な戦略は、市場の歪みを利用すれば、S&P500といった時価総額加重ウェイト型の株価指数に基づいたパッシブ投資に勝てるといっています。

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S&P500の今年度末に向けての動向ー上昇基調相場はいつまで続くのか

私も含め、国際分散投資をしているインデックス投資家の皆さんにとって、日経平均が2万円を回復、米国ダウ、S&P500、ナスダック共に、最高値に近い状態の現在の市場環境は素晴らしいことだと思います。

 

一方で、現在の上昇基調の相場はいつまで続くのだろうか、どこかで大きな下落面が訪れるのではないかと、一抹の不安を感じるのも事実です。

 

今年度末に向けて、S&P500の上昇基調は続くのか、市場関係者の間でも、強気な人、調整がくると考える人、意見は分かれているようです。

 

www.cnbc.com

 

強気な人は、今年度末にS&P500は2,575ptまで上昇する、現在の水準から年度末に向けて、更に5.7%前後上昇するという見方です。一方で、調整がくると考える人は、市場は、いずれ経済状況を反映するはずという考え方、今の経済指標は、今後の上昇基調をサポートする程、力強いものではないということです。

 

私は、将来の相場を読むということは、不可能と考えています。自分ができることといえば、ポートフォリオがリスクを取りすぎていないか、リスクを調整することだけだと思っています。具体的には、株式の比率が高くなりすぎていないかをチェックするということです。

 

来月上旬にはボーナスが支給されますので、支給日を楽しみに待ちながら、米国ETFは何をいくら位買おうか、色々と思考している最中ですが、今のところ、少し、気を引き締めて安全運転、ディフェンシブにいこうかなと考えています。これによりリターンが少し下がったとしても、大きな事故に遭わずに済みますし、資本主義の成長を享受する程度のリターンが得られれば、それで十分と考えているからです。

 

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ルドガー・ブレグマン著 『隷属なき道ーAIとの競争に勝つ ベーシックインカムと1日3時間労働』を読んでみました

投資の理論やノウハウとは直接は関係ありませんが、 オランダ人ジャーナリスト、ルドガー・ブレグマン著の「隷属なき道ーAIとの競争に勝つ ベーシックインカムと1日3時間労働」を読んでみました。

 

https://www.amazon.co.jp/隷属なき道-AIとの競争に勝つ-ベーシックインカムと一日三時間労働-ブレグマン-ルトガー/dp/4163906576/ref=pd_rhf_gw_p_img_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=BHF247JQ5RXW39263DV2

 

本ブログでも紹介しましたが、先月、マーク・ザッカーバーグハーバード大学の卒業式スピーチで、アメリカにもベーシック・インカム(以下 BIと略します)を導入べきだと主張しました。それ以来、BIについての本を読んでみたいと思い、仕事帰りに本屋に立ち寄ったところ、偶然手にしたのが、この本です。

 

筆者は29才と若いジャーナリストで、カリフォルニアの名門大学、UCLAで歴史を専攻しており、歴史観を披露しています。過去の人類が抱いていた理想の世界、ユートピアは既に実現している。先進国だけでなく、途上国の生活水準も飛躍的に向上しており、我々は過去最高の繁栄の社会に生活しているのです。

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2017年6月の定期積み立て実行

FBI前長官、コミー氏の議会証言がありましたが、トランプ大統領の司法妨害を裏付けるような決定打には欠けていたため、大統領弾劾論が一気に広がるようなこともなく、政治の混乱に対する過度な警戒感は弱まっているように思います。6月10日のアメリカ市場の主要指数はいずれも最高値を更新しています。 

 

6月の積み立て投資は、下記の商品について、一昨日、通常通りに自動買付が終了しました。

ニッセイTOPIXインデックスF

SMTグローバル株式インデックス

たわらノーロード新興国株式

SMT国内債券インデックス

SMTグローバルREITインデックス

 

昨日は、円高に振れて110円を切る状況だったので、急遽、ドルを購入しました。

 

来月はいよいよ夏のボーナス支給月です。来週、6月13日、14日のFOMCの結果を注視して、米国ETFの買い増しをどうするか、じっくりと検討したいと思います。

 

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ジャック・ボーグルから投資家に向けての7つのアドバイス

ご存知、バンガード社の創業者であるインデックス投資界のレジェンド、ジャック・ボーグルが、ETF.comで投資家に向けて7つのアドバイスを贈っていますので、ご紹介したいと思います。

 

www.etf.com

 

1.投資をしなくてはならない

最も大きなリスクは、短期的な値動きではなく、積み立てることによる十分なリターンを得られないリスクである。

 

2.時間を味方につけよ

投資は良い習慣である。なるべく早い内に初めて、複利のマジックを利用しよう。

 

3.衝動は投資の敵

感情を排して、投資を続けよう。

 

4.基本的な計算は正しく働く

ネットのリターンは、投資のグロスのリターンから必要コストを引いたもの。コストを常に意識して低く抑えよう。

 

5.シンプルな投資に徹せよ

投資の基本はシンプルである。株式、債券、現預金による賢明なアセット・アロケーションが基本である。

 

6.平均に回帰することを決して忘れるな

投資信託の業績が絶好調な時は、往々にして、平均的か、もしくはそれより下に回帰することが多い。

 

7.市場に居続けろ

市場に何が起ころうと、決めた投資方針に執着すべし。間違ったタイミングで投資方針を変えることが、最も壊滅的なミスにつながる。

 

いずれも、シンプルで普遍的なアドバイスだと思います。但し、これを愚直に長期に渡って実行できる人は少ないのだと思います。だからこそ、ジャック・ボーグルは、いつも同じようなアドバイスを永続的に贈っているのだと思うのです。

 

私も、投資を本格的に始めた直後は、日本株での個別株、アクティブ・ファンド、毎月分配型投資信託、色々と試してみましたが、市場平均を上回るようなリターンを得ることはできず、そういった紆余曲折を経て、インデックス投資に辿り着きました。この投資方針から浮気することなく、愚直に継続していきたいと思います。

 

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