投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

『ギグ・エコノミー』を読んでみました

ここ数年、アメリカ留学時代の友人の動向をみていると、どこかの会社に転職するより、個人事業主(自営業)になるケースが圧倒的に多くなっています。サラリーマンをしている友人の方が少数派になってきました。カリフォルニアの人間の気質として、誰かのためにいつまでも働いているのは嫌だ、自分がオーナーとなって自由にやりたいという独立心旺盛な性格の人間が多いことも事実ですが、「ギグ・エコノミー」という大きな流れがあることも背景にあるのだと思います。そういう訳もあり、この本を読んでみました。

 

https://www.amazon.co.jp/ギグ・エコノミー-ダイアン・マルケイ-ebook/dp/B075XFWQY9/ref=pd_rhf_gw_p_img_5?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=MGN2KQ1ND8RE87E3GKMW

 

私もかつて、外資系IT企業に勤務していたとき、一部のITエンジニアやコンサルタントといった職種で、プロフェッショナル契約という個人事業主扱いになる有期雇用契約の制度がありましたが、利用している人は殆どいなかったという印象です。日本の友人をみても、親の家業を継いだというケースを除くと、個人事業主コンサルタントとして独立した先輩、一人位しかいません。日本では、まだまだサラリーマン至上主義。どこかの組織に所属していないと、まともな社会人として扱われない社会なのだと思わざるをえません。

 

「ギグ」という必要な時に必要な単発の仕事を積み重ねて生活する生き方へ、アメリカ人の人生はシフトしつつあり、職(ジョブ)から働き(ワーク)への働き方・生き方革命が始まっているのです。「失業」という概念自体が時代遅れとなる未来が、すぐそこまで来ているのです。そんな時代に、どう働き、どう生きればよいのかの手掛かりを与えてくれるのが、この本です。

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2017年11月末のポートフォリオ状況

2017年11月末のポートフォリオ状況です。

 

◆目標ポートフォリオ

f:id:saintlouis:20171203171437p:plain

 

◆2017年11月末ポートフォリオ

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2017年11月末の保有資産一覧

日本株

個別株:三越伊勢丹ホールディングス(3099)、資生堂(4911)、NTTドコモ(9437)

eMAXIS 日経225インデックス

ニッセイ TOPIXインデックスF ★

バンガードETF VTの日本株部分

◆先進国株式

eMAXIS 先進国株式インデックス

SMT グローバル株式インデックス ★

バンガードETF VOO

バンガードETF VTの先進国株部分

バンガードETF VTI

バンガードETF VYM

新興国株式

eMAXIS 新興国株式インデックス

たわらノーロード新興国株式 ★

バンガードETF VTの新興国株部分

◆日本債券

eMAXIS 国内債券インデックス

SMT 国内債券インデックス

個人向け国債(変動10年) ★

◆先進国債

eMAXIS 先進国債券インデックス

バンガードETF BND

◆日本REIT

個別REIT:ジャパンリアルエステイト(8952)、東急リアル・エステート(8957)、日本ロジスティックスファンド(8967)

◆先進国REIT

SMT グローバルREITインデックス ★ 

★は、毎月積み立てを行なっている投資信託・債券となります。

 

先週の米国市場は、 トランプ政権が目指す税制改革法案の年内成立の期待感から、ダウは続伸し、2万4,000ドルの大台を突破しました。

 

www.cnbc.com

 

お馴染みのジェレミー・シーゲル教授は、次の大きなマイルストーンとして、ダウの2万5,000ドルが近づいてきていると述べています。年内に税制改革法案が成立することを期待している、マーケットが期待しているのは法人税減税であり、これにより企業の利益が8%程度押し上げられ、株式にはプラスだと述べています。

 

来年、2018年度については、今年のように簡単ではない、5%から10%程度の成長にとどまるだろうと、述べています。

 

常に強気のメッセージをだしているジェレミー・シーゲル教授ですが、余り米国市場にリスクは見当たらない状況かと思います。リスクといえそうなことは、北朝鮮情勢位でしょうか。12月の利上げも、ほぼ確定的で市場は織り込み済みだと思いますし、年内はこのままいくのではないでしょうか。

 

今週末には、冬のボーナスも支給されますが、何に投資するか、じっくり考えたいと思います。

 

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投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017に初めて投票しました

今年の1月にこのブログを始めたきっかけの一つが、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」に投票してみたい、自分も参加してみたいと思ったことでした。やはり金融のプロではない、一般の素人投資家の目線というのが、素直に反映されており、素人投資家にとって本当に良い投資信託(含むETF)は何かという視点が反映されたファンドが選ばれていると思いますので、今までも結果は、毎年楽しみにしていました。

 

週一回程度の更新ペースではありますが、1月に始めたこのブログを何とか11ヶ月間、継続することができました。まだまだ投信ブロガーとしては新参者ではありますが、今回が初めての投票になります。

 

初めて投票するにあたって、やはり、自分がある程度の期間にわたって保有しているもの、未来永劫保有したいと思えるもの、自信をもって万人にお薦めできるものに投票しようと思いました。

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2017年11月の定期積み立て実行

先週からバタバタしていて、更新が遅くなりました。11月の積み立て投資は、個人向け国債を除いた下記の商品について、先週、通常通りに自動買付が終了しました。個人向け国債(変動10年)は、申し込みをしましたが、約定は11月末になります。

ニッセイTOPIXインデックスF

SMTグローバル株式インデックス

たわらノーロード新興国株式

SMTグローバルREITインデックス

個人向け国債(変動10年)

 

来年1月より、積み立てNISAが始まりますが、先日、マネックス証券に請求していた、現在保有しているが利用していない通常のNISA口座を、積み立てNISAに切り替えるための書類、「非課税口座異動届出書」が届きました。

 

非課税枠は最大限利用したいと思いますので、月3万円を毎月積み立て、ボーナス支給月を調整月として、年40万円になるようにしたいと思います。積み立てNISAの商品は、楽天・全米株式インデックス・ファンド、シンプルにこれ一本でいくことを、ほぼ決めています。

 

これにより、先進国株式として積み立ててきたSMTグローバル株式インデックスの積み立ては中止します。毎月積み立ててきた他の商品の積み立て金額の見直しも必要になってくるので、これからじっくり考えたいと思います。

 

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バンガードの創始者 ジャック・ボーグルはアメリカ中心主義から脱却しているようです

以前、バンガードの創設者であるジャック・ボーグルと、バークシャー・ハサウェイウォーレン・バフェットには共通点があり、自国中心主義(アメリカ中心主義であり、アメリカ以外の海外への投資には興味がない)であるという記事を書きました。

 

investment-journey.hatenablog.jp

 

最近のジャック・ボーグルは、そうでもないようです。主に3つの点から、ポートフォリオの一部に海外への投資を組み入れることを、強く否定するものではないといっています。

 

www.cnbc.com

 

1.ジャック・ボーグルが、自国中心主義のアプローチを披露したのは、93年に出版した本の中であるが、その時以来、約25年が経過している。

 

 2.アメリカ経済は、いかなる他の国より成長してきた。その意味では、ジャック・ボーグルの自国中心主義のアプローチは過去については正しかった。しかし将来もそうであるとは誰にも予想できない。

 

3.今日では、EAFE(ヨーロッパ、オーストラリア、極東の先進国)以外にも、投資の対象となる国は沢山ある。これらには、発展が著しい新興国が含まれている。

 

93年の時とは、世界情勢は大きく変わっています。当時、私も社会人になって間もない頃ですが、主な市場は日本、北米、西ヨーロッパの先進国しかなく、生産の殆どが日本国内で行われていました。今日のような中国、インド、東南アジア諸国の経済成長は考えられなかった状況であったことは事実です。

 

ジャック・ボーグルも、この夏のイベントで、アメリカ以外に投資したければ、投資すべきだといっているようです。海外に投資するなら、ポートフォリオの20%を超えないレベルに留めることをお勧めしているようです。

 

私のポートフォリオもアメリカへの投資が中心になっているのは事実ですが、世界市場に投資するバンガードETF VTを今でも保有しています。VTには、ヨーロッパの多国籍企業も含まれています。新興国へも、5%程度ですが、投資信託により投資をしています。これらの市場への投資をゼロにするつもりはありません。

  

先月の10月17日、ジャック・ボーグルの本、"The Little Book of Common Sense Investing"の第2版がアメリカで販売されました。

 

www.amazon.com

 

私の会社は12月決算ということもあり、来月が会計年度末になります。12月までは忙しすぎて、英語の本を読むだけの気力も時間もありませんが、年末年始の冬休みが7日間程あります。冬休み中は、年度末が終わったということもあり、メールも殆ど来ませんし、一番ゆっくりできる時期でもあります。冬休み中に、この本をじっくり読んでみたいと思っています。

 

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