投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

60/40のポートフォリオをリタイア後に使うべきか

セミリタイアに向けて、ポートフォリオをどのように考えていくべきか、2021年末に向けてセミリタイアを目指している私にとっては、悩ましい問題です。サラリーマンをしている間は、無理のない範囲で資産の最大化を目指していけば良いと思っていますが、セミリタイア後は、資産を減らさないことも考えないといけない。また最低限の生活を維持していくためには、安定したインカムというものも不可欠になるからです。

 

以前、本ブログでも紹介したしましたが、「ウォール街のランダム・ウォーカー」の著者 バートン・マルキール氏は、60/40のポートフォリオについては、現在では理想的とはいえない。ゼロ金利、あるいはマイナス金利が状態化している現在では、債券では充分なインカムを生み出せない。優先株か、優良企業の高配当株を債券の代わりとして勧めていました。

 

investment-journey.hatenablog.jp

 

Yahoo USの記事で見つけたMarket Watchの60/40のポートフォリオに関する考察です。肯定的に擁護する立場の意見もあれば、60/40のポートフォリオは終焉したと否定的な見方の意見もあり、意見は分かれていると言えそうです。

 

www.marketwatch.com

 

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バンガードETF VYMを追加購入しました

一昨日、8月13日(木)から4日間、会社の夏休みに入っています。今年は夏休みが短いこともあり、また猛暑日の時期ということもあり、旅行の予定はありません。家の近くの農協の直売所で、夏野菜とブドウをお土産として購入して、神奈川県の実家に戻って、ゆったりと過ごしています。

 

予告していた通り、マネックス証券のバンガード日本法人20周年の特製グッズ(オリジナルノート)キャンペーンに応募するため、バンガードETF VYMを追加購入しました。今年に入ってからのVYMの値動きはどうでしょうか。下記のチャートの緑色のラインが、S&P500に連動するバンガードETF VOO、青色のラインがバンガードETF VYMになります。

 

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VOOは、ポートフォリオの上位5社が、Microsoft, Apple, Amazon, Facebook, Alphabet (Google)である通り、アメリカを代表するハイテク企業が占めています。コロナショック以降のハイテク企業の力強い株価の回復の恩恵を受けており、コロナショック前の2月19日の最高値、310.92ドルにほぼ近づいている状況です。年初来最高値を更新するのも時間の問題といえると思います。

 

一方で、高配当株式ETFであるVYMは、ポートフォリオの上位5社は、Johnson & Johnson, JP Morgan Chase, Procter & Gamble, Intel, Verizonといった典型的な高配当銘柄が並びます。コロナショック前の2月12日の最高値、94.60ドルに対して、現地時間8月14日の終値は83.98ドルと11%強、下げている状況です。ハイテク企業の力強い回復ぶりと比較すると、高配当株はそこまで回復していない状況であるといえると思います。

 

現状、バンガードETF VOO, VTI, VYMについては、ほぼ、同じレベルの金額を保有しています。総合的に考えてみても、一長一短があり、正直、優劣をつけるのは難しい、そうであるなら、3つのETFを同じレベルの金額で保有しておこうという結論になりました。ハイテク企業の株価上昇も、資産を最大化する上では有難いことですし、セミリタイア後の生活を考えると配当というインカムもどうしても必要になる訳です。この選択が絶対正しいということではないと思いますが、自分にとっては投資していて心地良く、安心感があるやり方ですので、当面、継続していきたいと思います。

 

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2020年8月の定期積み立て実行

先週の水曜日から金曜日まで、静岡の事業所に出張に行ってきました。先月の7月より国内出張が解禁されましたが、3月以来の久しぶりの出張でした。報告事項的な会議は、最近はテレビ会議で済ませましょうという傾向が社内ですっかり定着しつつありますが、事業の将来、目指す方向性について、じっくり話しましょうといったブレイン・ストーミング的な会議は、どうしてもFace-to-Faceの方が好ましいと思う人が多いようで、出張がゼロになることは、なかなか難しいと思います。

 

社内飲み会は禁止、出張中もできる限り外食はしないようにとの通達がでており、夜はホテルに籠ってコンビニで調達したものを食べるばかりで、味気ない出張でした。出張の帰りに甲府駅の北側に最近オープンしたクラフトビールのお店に立ち寄りました。女性オーナーらしき方と話をしましたが、オリジナルのビールを店内で作る設備の準備はできているとのこと、酒造免許が付与されるには、国税庁の審査を受ける必要があるようですが、コロナの影響で予定より遅れているとのことでした。現在はゲストビールだけでの営業ですが、早く設備を稼働させてオリジナルのビールを作りたいと、そのオーナーは言っていましたので、今後の活動が楽しみです。

 

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8月の積み立て投資ですが、個人向け国債を除いた下記の商品について、先週の7日に通常通りに全ての買付が終了し、約定しました。個人向け国債(変動10年)は申し込みをしましたが、約定は8月末となります。

 

◎積み立てNISA口座 

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) マネックス証券

 

◎特定口座

ニッセイTOPIXインデックスF 楽天証券

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 楽天証券

たわらノーロード 先進国リート 楽天証券

個人向け国債(変動10年) マネックス証券 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 楽天証券楽天ポイント投資

 

投資信託の定期積み立ては、通常通りに終了しましたが、今月も米国ETFの買い付けを行なうつもりです。マネックス証券が、バンガード日本法人設立20周年の特製グッズ(オリジナルノート)プレゼントのキャンペーン(8月31日現地約定分まで)をやっていますので、早速、エントリーしてみました。

 

info.monex.co.jp

 

マネックス証券が、買付手数料を全額、キャッシュバックしている対象になっているバンガードETF VOO, VT, VTIの買付は、このキャンペーンの対象外のようですので、今月は高配当株ETFであるバンガードETF VYMを追加購入したいと思います。

 

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2020年7月末のポートフォリオ状況

関東甲信越地方も、ようやく梅雨明けしました。7月は雨のため、週末のランニングも2回しかできず、殆ど走っていない状況でしたので、運動不足です。8月からは走り込んでいきたいと思います。

 

7月末のポートフォリオですが、夏のボーナスで債券ETFであるバンガードETF BNDを一点買いしましたので、先進国債券の比率が増えています。引き続き、日本REITや先進国REIT軟調な状況が続いています。

 

昨日、大学時代の友人と久しぶりに甲府で再会して、昼飯を食べました。今年の4月から畑違いの人事部に異動になったようですが、通勤手当と住宅手当を廃止して、生活手当の一本化を検討しているという話になりました。在宅勤務を制度化して、毎日の通勤は不要にする。東京近郊に住む必要もなく、地方に住みたければ、それも可能にする。会社のオフィスもフリーアドレス制にして縮小、社員全員が出社するという前提を辞める。ウィズコロナ時代に向けての、大きな制度変更を検討しているようです。その友人の会社は、いわゆるオールドエコノミーに属している、やや古い業界ですので、そこまで話が進んできていることに驚きました。このような動きが、日本企業全体で進んでくるとオフィス系REITは当面、厳しい時代が続くかもしれません。

 

◆新目標ポートフォリオ

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◆2020年7月末ポートフォリオ

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2020年7月末の保有資産一覧

日本株

個別株:資生堂(4911)、NTTドコモ(9437)

eMAXIS 日経225インデックス

ニッセイ TOPIXインデックスF ★

バンガードETF VTの日本株部分

◆先進国株式

eMAXIS 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 

SMT グローバル株式インデックス

楽天・全米株式インデックス・ファンド(積み立てNISA口座) ★

バンガードETF VOO

バンガードETF VTの先進国株部分

バンガードETF VTI

バンガードETF VYM

新興国株式

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス ★

バンガードETF VTの新興国株部分

バンガードETF VWO

◆日本債券

eMAXIS 国内債券インデックス

SMT 国内債券インデックス

個人向け国債(変動10年) ★

◆先進国債

eMAXIS 先進国債券インデックス

バンガードETF BND

◆日本REIT

個別REIT星野リゾート・リート(3287)、ジャパンリアルエステイト(8952)、東急リアル・エステート(8957)、日本ロジスティックスファンド(8967)、大和証券リビング投資法人(8986)

◆先進国REIT

SPDRダウ・ジョーンズREIT ETF RWR

たわらノーロード 先進国リート ★

★は、毎月積み立てを行なっている投資信託・債券となります。

は、毎月、楽天ポイントで積み立てを行なっている投資信託となります。 

 

引き続き、投資信託の定期積み立て、米国ETFの買い付けを行なっていきます。バンガードETF VOO, VTI, VYMを毎月交互に追加購入してきましたが、BNDも追加することを考えています。2021年末のセミリタイアをする時には、株式比率を50%まで下げて、債券/REIT比率を50%まで上げていこうと思います。より安全運転となるポートフォリオを目指していきます。

 

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自由というのは、誰かが与えるものではなく、自分で手に入れるもの

自由というのは、もらうものではなく、誰かが与えるものでもなく、自分で手に入れるもの、確かにそう思います。アフリカのマリ出身のサコ学長が問う「自由とは何か」、本質を突いた面白い記事だと思いましたので、紹介したいと思います。

 

dot.asahi.com

 

今ではそう思っていますが、大学生の時の自分自身はどうだったかと振り返ると、あらゆることに依存していた状態でした。学費は当然のように親に払ってもらい、自宅から通学し、バイトもしていましたが、サークル活動、旅行等でお金が足りなくなると親に出してもらっていました。今思うと、非常に恵まれていたと思いますが、自立とは程遠い、大学生活だったと思います。

 

大学卒業後、最初に勤めた日系大手電機メーカーも、年功序列、終身雇用といった典型的な日本的経営の会社であり、従業員は定年退職するまで勤めることが当然というカルチャーでした。会社が与える業務、ポジションをこなす、会社にどっぷりと依存して生きていく、いわゆる日本の昭和のサラリーマンタイプの人間が圧倒的に多かったと思います。

 

日本のサラリーマンとはそんなものだろうなと思っていましたが、入社5年目位でアメリカを担当するようになってから、カリフォルニアにあった現地法人に定期的に出張するようになり、現地の人と話をしてみると、日本とは全く違うということに気が付きました。

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