投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

2020年10月の定期積み立て実行

先週の10月2日に、TOBが決まったNTTドコモ(9437)株を3,879円で売却しました。TOB応募のために、証券口座を新たに開設して、株式を移管するのは面倒でしたので、通常の市場での売却を選択しました。TOB価格の3,900円よりは若干、低い価格での売却となりましたが、手間を考えると良かったと思っています。

 

私はご存じの通り、保有している株式、ETF投資信託を売却することを滅多にしません。今回のNTTドコモ(9437)株は、2005年に投資を本格的に始めた時から長年保有してきましたし、安定した配当を長年継続して出してくれていましたので、永久保有ではないですが、今後も継続して保有し、配当を出してくれることを期待していました。今回のTOB上場廃止は残念な気もしますが、無事に売却できましたので、気持ちを切り替え、次の投資先を考えたいと思います。やはり、個別株投資は、今回のTOBもそうですが、予期せぬ事態が起こるので、難しいと思いました。やはり、ETF投資信託での投資が自分のスタイルとしては合っていると改めて感じています。

 

10月の積み立て投資ですが、個人向け国債を除いた下記の商品について、今週の7日に通常通りに全ての買付が終了し、約定しました。個人向け国債(変動10年)は申し込みをしましたが、約定は10月末となります。

 

◎積み立てNISA口座 

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) マネックス証券

 

◎特定口座

ニッセイTOPIXインデックスF 楽天証券

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 楽天証券

たわらノーロード 先進国リート 楽天証券

個人向け国債(変動10年) マネックス証券 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 楽天証券楽天ポイント投資

 

投資信託の定期積み立ては、通常通りに終了しましたが、今月も米国ETFの買い付けを行なうつもりです。10月上旬には、バンガードETF VOOの配当金も入ってきましたので、9月に入ってきた米国ETFからの配当金とNTTドコモの売却金を合わせて、無難な選択ではありますが、バンガードETF VTI, VYM, BNDの追加購入を考えています。11月の大統領選の動向もありますが、来週、再来週は、主要アメリカ企業のQ3決算発表がありますので、その動向を見ながら、ETFの追加購入をしていきたいと思います。

 

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ジェレミー・シーゲル教授 誰が大統領になっても、株価は2021年に急上昇するだろう

先週の金曜日の午後は、トランプ大統領、コロナウィルス陽性のニュースが飛び込んできました。大統領選挙を11月に控えている、このタイミングでの陽性反応、入院という事態が、どう転ぶかどうか、わかりません。トランプ大統領のことですから、「俺はコロナウィルスを克服した大統領だ」と最後に有権者に猛アピールするシナリオを描いているのではないでしょうか。

 

毎度お馴染み、いつも強気のジェレミー・シーゲル教授の登場です。現地時間、9月28日のCNBCのインタビューで、誰が大統領になっても、株式市場は、2021年が本当に良い年になることを期待していると述べています。

 

www.cnbc.com

 

シーゲル教授は、そう考える3つの理由を挙げています。今年、一貫して主張しているFRBによる前代未聞の流動性拡大、コロナウィルスの感染状況の改善見通し、労働者の生産性の大幅な改善を挙げています。

 

シーゲル教授は、私はマネタリスト(マネーサプライが景気や物価を決定すると考える、マネーサプライが増えれば経済成長率は上昇すると考える経済理論の信奉者)だ。それを私は勉強し、教えてきた。この流動性拡大は、第2次世界大戦以降75年間で前代未聞の規模だ。ワクチンの開発やパンデミックの恐れが弱まってきたら、この流動性拡大を抑えようという動きもでてくるが、2021年は経済活動の拡大が起きるときである。

 

まだ企業収益も、労働者の生産性改善によって、大きく増加するだろう。多くの企業は、パンデミックの間に、必要ない労働者、生産性の低い労働者を解雇して経費カットを行なった。これにより、第二四半期の生産性は10.1%上昇した。これは過去50年間で最大の改善だ。

 

直近の株価の調整は、議会のコロナ対応の景気刺激策と、トランプか、バイデンかの大統領選の行方による不透明感によるものだ。議会で景気刺激策の成立の見通しがなく、大統領選の行方が不透明な状況では、先を見通すことは難しい。今から11月の第一週までには、状況がみえてくるのではないか。

 

大統領選の行方は確かに気になりますが、どちらが大統領になっても、株価には大きな影響はないと思いますし、投資方針は変える必要はないと思っています。失業率を改善し、米国経済を立て直していくために、当面、景気刺激策は必要だと思いますし、前代未聞の流動性拡大は当面続いていくものと思います。民主党のバイデンが大統領になったら、株価が下がる、大変だという論調もありますが、余り心配しなくても良いのではないでしょうか。

 

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2020年9月末のポートフォリオ状況

10月に入り、急速に朝晩は涼しくなってきました。山梨は空気が乾いていて、過ごしやすい天候です。

 

今週、びっくりしたのがNTTドコモ(9437)のTOBのニュースでした。自分が保有している株式がTOBの対象になるのは、初めての経験です。株式投資を本格的に始めた2005年辺りから、長らく保有してきました。堅調な配当金を継続して出して頂きましたので、今回のTOBは残念な気もしますが、長年ありがとうございましたという感じです。

 

TOB上場廃止となる訳ですから、普通に市場で売却しようと思っていた矢先に、昨日の東京市場のシステム障害で、終日、全取引停止という事態に直面し、出鼻を挫かれた感じです。今日は、東京市場が再開するようですので、何とか売却したいと思っていますが、うまくいくと良いのですが。

 

9月末のポートフォリオですが、9月は米国株式市場が軟調だったこともあり、先月末と比べると先進国株式の比率が少し下がりました。

 

◆新目標ポートフォリオ

f:id:saintlouis:20201002044256p:plain

◆2020年9月末ポートフォリオ

f:id:saintlouis:20201002044316p:plain

2020年9月末の保有資産一覧

日本株

個別株:資生堂(4911)、NTTドコモ(9437)

eMAXIS 日経225インデックス

ニッセイ TOPIXインデックスF ★

バンガードETF VTの日本株部分

◆先進国株式

eMAXIS 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 

SMT グローバル株式インデックス

楽天・全米株式インデックス・ファンド(積み立てNISA口座) ★

バンガードETF VOO

バンガードETF VTの先進国株部分

バンガードETF VTI

バンガードETF VYM

新興国株式

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス ★

バンガードETF VTの新興国株部分

バンガードETF VWO

◆日本債券

eMAXIS 国内債券インデックス

SMT 国内債券インデックス

個人向け国債(変動10年) ★

◆先進国債

eMAXIS 先進国債券インデックス

バンガードETF BND

◆日本REIT

個別REIT星野リゾート・リート(3287)、ジャパンリアルエステイト(8952)、東急リアル・エステート(8957)、日本ロジスティックスファンド(8967)、大和証券リビング投資法人(8986)

◆先進国REIT

SPDRダウ・ジョーンズREIT ETF RWR

たわらノーロード 先進国リート ★

★は、毎月積み立てを行なっている投資信託・債券となります。

は、毎月、楽天ポイントで積み立てを行なっている投資信託となります。 

 

まだ、一部の米国ETFからの配当金が入金されていませんが、9月は配当金が入ってきましたので、NTTドコモの売却金も合わせて、10月も米国ETFの追加購入をしたいと思います。 

 

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ウォーレン・バフェットのように投資をして市場に勝つことを再現するのは容易でない

CNBCの記者、ボブ・ピサーニ氏の記事を紹介したいと思います。私はカリフォルニア在住時にTVでCNBCをよく見ていましたが、ボブ・ピサーニ氏は、NYSEのトレーディングフロアからの生中継の時のレポーターだった方で、現在でも引き続きCNBCのレポーターを勤められているようです。

 

ウォーレン・バフェットは、あらゆる時代を通じて、最も偉大な投資家の一人であることは間違いないが、極めて稀な存在だ。多くのアクティブ・ファンドマネージャー(個別株を選別するファンドマネージャー)が、S&P500といった市場のベンチマークに勝つことができると主張するが、多くの場合、そんなことはない。3年あるいはそれを上回る期間で勝ち続けることは、ほぼ不可能だ。

 

www.cnbc.com

 

ダウ・ジョーンズ・インデックスは、多くのアクティブ・ファンドマネージャーを研究してきた。10年経過すると、85%のファンドマネージャーはS&P500といったベンチマークに負け越している。15年経過すると、負け越しているファンドマネージャーの比率は92%にも達するのだ。

 

なぜ、市場に勝つことは難しいのか。3つの理由を挙げています。

 

・市場は株価の変動に効率的である。株価には、全てのあらゆる情報が直ちに織り込まれているので、平均的投資家が、株価の本質を見抜いて、市場に勝つことは難しい。

 

・株式市場には50年前と比べると、はるかに多くの金額が注ぎ込まれている。より多くの金額が市場に勝とうとするのだから、より難しくなる。

 

・50年前は、市場は個人投資家個人投資家の戦いだった。しかし、今日では市場の大部分はプロの投資家によって構成され、個人投資家の比率は少なくなっている。ウォール街は、いわゆる個人投資家のお金を「愚かな資金」と呼んでいるが、プロの投資家に勝つのは難しい。

 

しかし、ウォーレン・バフェットやフィデリティのマゼラン・ファンドのマネージャーだったピーター・リンチの場合はどうだったのか。彼らは市場に勝ち続けてきたのではないか。

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バンガードETF VOOを追加購入しました

一昨日、菅政権が発足しました。就任記者会見をみていましたが、「規制改革を政権のど真ん中に置く」という発言がありました。正直、あまり政治に期待はしていませんが、行政改革や産業の規制緩和を推進していくという新政権が打ち出した方向性は間違っていないと思います。アベノミクスでは、「大胆な金融政策」と「機動的な財政政策」はある程度機能していたと思いますが、第3の矢として挙げられていた「規制緩和による成長戦略」には目立った成果はなかったという印象です。

 

「自助・共助・公助の国づくり」についても、触れていました。まずは自分でやってみることが重要だと言っていましたが、私もそう思います。株式投資もそうですが、何事もそうです。言うだけでなく、自分でやってみること、一歩を踏み出さないことには、何事も始まりません。やらないで後悔するよりは、やってみて後悔する方が人生はマシだと思っています。

 

FOMCは予想通りの内容という感じで、驚きはなかったと思います。雇用や経済の本格的な回復にはまだまだ時間がかかり、現在のゼロ金利政策を2023年末まで継続する可能性が高いことを表明しました。ゼロ金利を解除する条件として、完全雇用の達成、インフレ率2%の達成、インフレ率2%超の軌道の確保という3つの条件を明示しました。

 

2%というインフレを達成できるのか、なかなか難しい状況です。アメリカは、個人の旺盛な消費意欲に頼っている経済構造ですが、カリフォルニアにいる友人達をみていても、旅行もできない、パーティーや外食等も控えている、基本は家に籠っているという状況で、日本と大きな差はないと思います。そうなると、コロナ対策としての追加の財政出動が重要になりますが、11月の大統領選を控えており、共和党民主党の対立が高まっている政局で身動きがとれないという状況だと思います。

 

2023年までゼロ金利政策が継続されることは、株式市場にとってはプラスだと思います。来年末のセミリタイアに向けて、米国ETFをコツコツと追加購入していく方針に変わりはありません。

 

今月は、予告していた通り、バンガードETF VOOを追加購入しました。いつが買い時というのは誰にもわからない、迷った時はS&P500に投資をしておけという定石に従いました。ルール通りに毎月買っていくことを継続していきます。

 

昨年末以来になりますが、明日から京都に行ってきます。退職した元部下に久しぶりに会うのも楽しみです。

 

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