投資という名の長い旅

50代サラリーマンが、インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、セミリタイアを目指す旅路の記録ブログです。市場に居続けることがモットーです。

『新卒一括採用』は廃止すべきだ

 経団連の中西会長が、企業の採用活動の時期を定める「就活ルール」を廃止するとの発言が各方面で波紋を呼んでいます。経団連も、かつては財界総理と呼ばれていましたが、最近はすっかり存在感も低下し、時代遅れの抵抗勢力という感じになってしまいましたが、久しぶりにまともな提言だと思いました。

 

今回の発言により、高度成長期から当たり前のように続いてきた、「新卒一括採用」というシステムや、大学教育やキャリア教育のあり方について、一石が投じられたことは意味のあることだと思います。

 

新卒一括採用を擁護する意見としては、新卒一括採用があるから就職できる学生は多く、日本の若者の失業率は低いとよく言われます。 私もそうでしたが、多くの文系の学生は、何の仕事をやるのかも、どういう部署に配属されるのかも、全くわからないまま、周りがそうしているからという理由で、何となくサラリーマンになってしまうということが果たして本当に幸せなことなのでしょうか。

 

就活ルールの廃止は、周りがそうしているから、世間体が悪いから、それが常識だからという思考停止状態から、学生自身が、自分は何をすべきなのかということを各自が真剣に考えるための大きなきっかけになると思っています。

 

私自身、学生時代は何もキャリアについて真剣に考えておらず、何となく大手電機メーカーに就職し、10年間勤めた後、色々と疑問を感じるようになり、退職してカリフォルニアに留学しました。帰国後、外資系IT企業2社で仕事をし、中堅電子部品メーカーに転職して今日に至ります。

 

勿論、全て万事順調という訳ではなく、外資系IT企業の2社目の時は、上司や周りの同僚と馴染めず、給料は良かったのですが、心理的に疲弊してしまいました。すっかり仕事が嫌になり、不本意ながら辞めてしまいましたが、特に後悔はしていません。合わなければ、次に行けば良いという程度の感覚です。自分で選択して決断したことは、結果として寄り道になったとしても後悔は少ないというのは事実です。

 

自己決定は、所得以上に幸福感に影響を与えると思っています。カリフォルニアの人間をみていると、雇用は保証されておらず、結果がでなければ容赦なくクビになる環境でありながら、幸福感が高い、仕方なくやらされている感が全くないのは、自分の人生は自分が主導権をもってコントロールすることにこだわって生きている人が多く、そのためには、自分は何をやりたいのかを常に考えながら行動している人が多いからだと思うのです。

 

「新卒一括採用」というシステムが現代にマッチしていないのは、明らかです。遅かれ早かれ、通年採用、職種別採用、初任給も職種によって差があるという日本以外の国では当たり前のことが、日本でも起きてくると思います。何のスキルもなく、新卒であるという理由だけで就職できていた今までが異常だったのです。就社から、本当の意味での就職になると思います。学生は自分にはどんな仕事が向いているのかを真剣に考える必要があります。今はお客様扱いという感じのインターンシップも、実務経験を少しでも積むための場に変わってくると思います。

  

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