投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

バンガードCEO ティム・バックリー氏からの不安になっている投資家へのアドバイス

今週は、FOMCは+0.25%の利上げで無事通過したと思っていたら、クレディ・スイスの救済策に続いて、ドイツ銀行の株価急落と、欧州銀行を中心とする世界的な金融システムへの信用不安が拭えず、株式市場も不安定な動きでした。

 

 

現地時間の3月23日、バンガード社のHPで、CEOのティム・バックリー氏が、市場が下げている時にポートフォリオについて不安になっている投資家へのアドバイスを送っている動画がありました。シンプルで力強いアドバイスでしたので、紹介したいと思います。

 

investor.vanguard.com

 

リタイアに向けて投資をしている最中の人、あるいは既にリタイア済みの人では、それぞれゴールが違うので、一つの戦略をアドバイスするのは難しい。しかし、一つのアプローチは存在する。ボラティリティ(値動き)が激しい時、市場が下げている時こそ、投資家自身がコントロールできることをコントロールすべきだ。

 

リタイアに向けて投資をしている最中の人、年齢的には35才、あるいは40才位の人に対するアドバイスとしては、あなたがバンガードの金融商品保有しているのであれば、投資における重要な要素である投資のコストについては、既にコントロール済みである。

 

その次は何をすべきか。市場が下げている時は、お金を節約して、より大きくのお金を投資に注ぎ込むのが理想的だ。それが長期的なリターンを改善させることに繋がる。市場が回復してきた時に、投資の元本がより多い方が、リターンを大きくすることができる。

 

既にリタイア済みの人はどうすべきか、既に収入がない人、投資に頼って生活している人は、生活に掛かる費用をコントロールすべきだ。毎年、年10万ドルをポートフォリオの4%〜5%を取り崩して生活するリタイアした人がいるとする。我々の調査では、もし、この人が何も消費行動パターンを変えない場合、8回のベアマーケット(下落相場)に遭遇すると、約30%の確率でポートフォリオは棄損していく。それは誰もが望むことではない。

 

ではどうコントロールすればよいか。シンプルな答えだが、経費を下げることだ。大幅に支出を下げなければいけないか、そんなことはない。10万ドルを生活のために支出するのであれば98%、あるいは理想的には95%まで下げればよい。逆に市場が回復してきた時は、自分へのご褒美として、5%程度、支出を増やせば良いのである。

 

投資家自身がコントロールできることをコントロールすべきだという戦略は2つ。節約すること、経費を下げることだ。

 

いかかでしょうか。市場が下げている時は、自分がコントロールできることをコントロールするしかありません。バンガードの金融商品は低コストですので保有していれば、自動的にコストの問題は解決済み。後は、節約して出来るだけ投資に注ぎ込む、生活費を下げること、シンプルですが、これ位しか、実行できることはないと改めて思いました。

 

最後に、バンガードの大型ETF、バンガードETF VOO, VTIの3月の配当が公表されました。この2つのETFは、私のポートフォリオに占める2トップですので、確認しておきたいと思います。

 

①バンガードETF VOO S&P500 ETF

 

3月の配当は$1.4874となり、対前年同期比+8.3%の増配となりました。

 

②バンガードETF VTI 全米株式ETF

 

3月の配当は$0.7862となり、対前年同期比+11.0%の増配となりました。二桁の増配は凄いです。

 

バンガードETF VOO, VTIは長期で保有していれば、キャピタルゲインインカムゲインの両方を享受できるのが、素晴らしいと思います。経費比率も共に0.03%と極限までコストを抑えたバンガードを代表するETFだと確信しています。

 

これらの3月の配当金は、4月の米国ETFの追加購入で再投資します。4月はバンガードETF VTIの追加購入を考えています。

 

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