投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

ジェレミー・シーゲル教授 株式市場は順調だが、この先には悪い要素もある

今日は、福岡で初めての免許の更新に行ってきました。朝一で運転免許試験場に到着したのですが、想定外の建物の外での大行列。コロナの影響で、更新のビデオを見る部屋への入場を、通常時の半分に人数制限をしているとのことで、受付をするだけで1時間待ち、更新された免許を受け取るまで、トータル2時間位掛かりました。車がなければ何もできない生活なので、無事、今回もゴールド免許を更新できて良かったです。

 

米国株に投資されている方々にはお馴染み、いつも強気のジェレミー・シーゲル教授の登場です。現地時間の金曜日、9月24日付のBloombergのインタビューで、株式市場の見通し、FRBのテーパリング、インフレ状況について、述べています。

 

www.youtube.com

 

来年に向けて、株式市場はどうなりそうな見通しかとの問いに対して、シーゲル教授は、今のところは上昇するであろう。但し、10月、11月、12月のインフレデータが予想より高ければ、心配だ。FRBのパウエル議長は、テーパリングを開始するということだけでなく、さらに加速することを示唆した。インフレデータが想定より悪ければ、株式市場は年末に向けて、テーパリング加速への準備を始めるだろう。しばらくの間は、株式市場は順調な帆走を続けるが、その先には悪い要素もある。

 

債券市場は高インフレに向けて備えを始めている、10年債の利回りは1.46%だが、どう思うかとの問いに対して、多くのエコノミストはもっと高い利回りを想定している、年初の1.75%位でも、何もおかしいことはない。現状のインフレデータは低すぎると思う。FRBが、更なる金融引き締めに向かってもおかしくない。

 

投資家はどのような指標に注意すべきかとの問いに対しては、住宅の指標だ。現在、政府が公表している住宅のインフレ率は2%から3%だが、住宅価格の上昇の中央値は20%上昇、家賃は15%の上昇だ。これらが政府の統計に反映されるには時間がかかる。 FRBは今年のインフレ率を4.2%、来年を2.2%と予想しているが、実際はもっとインフレになると予想している。このような高インフレ環境の時に、現金、債券にお金を置いておきたくはない。当然のことながら、株式、不動産、REIT等の実物資産に向かうだろう。それが今起こっていることだ。

 

債券や現金を保有することが魅力的になることはないのだろうか、過去数十年のように債券や現金を持たないことが普通になるのかとの問いに対しては、普通になりつつある。債券は他の資産のリスクヘッジのツールになる、例えば月曜日にダウは1,000ポイント下げたが、債券は3ポイント上昇、株式の下落の際のクッションになり、債券の需要が無くなることはない。債券の利回りは、私が若かった頃に比べると、かなり低いですがと、最後はジョークを飛ばして締めくくっています。

 

日本のように、日銀の長年の目標である2%のインフレですら、ほぼ達成するのが不可能な環境で生活していると、アメリカのインフレ環境は想像しにくいですが、インフレ対策としては、株式といった実物資産を保有していることが有利なのは、間違いありません。リスクの取りすぎには注意して、私のポートフォリオの場合、株式比率を60%前後に維持しながら、株式を中心にして、投資を続けていくということになると思います。

 

宜しければ応援お願い致します!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村