現地時間、9月23日の記事になりますが、前回2024年5月に本ブログでもご紹介したバンガード社の投資家期待値レポート、2024年8月度のアップデート版がバンガード社のHPに記載されていましたので、ご紹介したいと思います。
◆前回2004年5月の記事
investment-journey.hatenablog.jp
直近12ヶ月の株式のリターンは6.2%を期待しており、前回の4月時点の6.3%とほぼ変わらず、楽観的な期待値で変わっていません。また向こう10年間の長期的な株式のリターンは7.9%と前回の4月時点の7.4%から+0.5ポイント高いものになっています。これは期待値の調査を開始以来、最も高い水準となっており、長期的リターンも楽観的な見方をしているということになります。
アメリカ経済の向こう3年間のGDP伸長率は3.5%となっており、前回の4月時点の3.4%とほぼ変わらず、また向こう10年間のGDP伸長率は4.1%となっており、前回の4月時点の3.8%から+0.3ポイント高いものになっています。こちらも引き続き楽観的なバラ色の見方になっています。
株式市場が直近12ヶ月間で30%以上落ち込む可能性については4.4%となり、前回4月時点の4.8%から+0.4ポイント改善しています。8月は株式の落ち込みがあり、失業率の増加もありましたが、バンガードの投資家はそれ程気にしていないようです。
バンガードの投資家は、8月の株式の落ち込み時にも、パニックに陥ることなく、冷静に航路を守っていたようです。この調査によると、97.5%の投資家は何もしなかったと回答しています。
いかがだったでしょうか。8月時点の調査ですので、FRBによる9月の利下げはほぼ確実視されていましたが、確定ではありませんでした。9月に0.5%の利下げが行われましたので、9月に調査が行われれば、更に楽観的な見方になったかもしれません。直近にダウ、S&P500が最高値を更新していることを考えると、改めて航路を守ること、市場に居続けることの重要性を再確認しました。
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