投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

S&P500インデックスが誕生して本日は60周年になります

CNBCの記事(下記参照)によると、S&P500インデックスは、60年前の1957年3月4日に誕生しました。本日、2017年3月4日は60周年ということになります。

 

www.cnbc.com

 

S&P500は、格付け会社としても有名なスタンダード&プアーズ社が、NYSENASDAQに上場する大型株500銘柄を基に算出した株価指数のことです。

 

一方、日本のニュース番組等で日常的に取り上げられるアメリカの有名な株価指数といえば、NYダウ(ダウ平均株価)ではないでしょうか。こちらは、アメリカの経済紙ウォール・ストリート・ジャーナル等を発行しているダウ・ジョーンズ社が、独自に選定した30社によって構成されている株価指数のことです。

 

このS&P500とNYダウでは、算出方法に違いがあるのです。S&P500は時価総額を、NYダウが株価を基に指数を算出している点で、意味することが異なるのです。

 

 株式の時価総額とは、株価 x その株の発行数で算出されますので、現在の企業価値をみるのには役立つ、つまり、アメリカの株式市場の約8割を占める時価総額で算出されているS&P500は、現在の市場動向を把握するのに適した指数といえると思います。

 

一方、NYダウの算出基準となっているのは、採用銘柄の株価です。株価は、その時の株式の需給バランスを示しているともいえます。その企業の成長期待を先取りしているものともいえるため、NYダウは、株式市場の動きを半年ほど先取りする指数といわれています。

 

日本で採用されているメジャーな2つの株式指数、日経平均はNYダウと同じ算出方法、株価平均株価指数であり、TOPIXはS&P500と同じ算出方法、時価総額加重平均株価指数ということになります。

 

私は、S&P500に連動するETF、バンガードETF VOOを保有しています。先日、ウォーレン・バフェットの株主への手紙の中で、個人投資家に向けたアドバイスでも紹介しましたが、一般の個人投資家は、S&P500に連動するインデックスファンドに投資することを勧めています。S&P500に投資するメリットは何か、改めてまとめてみたいと思います。

 

◆アメリカを代表する500社の銘柄について、S&P500に連動するインデックスファンド(ETF含む)を保有するだけで、投資ができる。500銘柄は分散投資としても十分です。

◆個別株投資と異なり、米国企業をじっくりと研究、選定する知識、時間のない方、初心者の方でもOKです。

◆過去最高値を更新し続けている指数なので、今後共、中長期的には上昇期待を持ちやすいです。

 

S&P500に連動するETFは、バンガードETF VOOの他にも、ステート・ストリート社のSPDR S&P500 ETF (SPY)、ブラックロック社のiShares Core S&P500 ETF (IVV)があります。米国株投資を手軽に始めてみたいという方には、S&P500に連動するETFに投資されることをお勧めします。