Youtubeのアルゴリズムが紹介してくれたチャンネルですが、日本にもリバタリアン的な考え方を広めようとするYoutubeチャンネルがありました。民間の小さなシンクタンクのようですが、リバタリアンと言っても知らない人にとっては、リバタリアンって一体何?となると思いますので、「自由主義」という表現を使っているのだと思います。
主任研究員の蔵研也氏はオーストリア学派の経済学者でリバタリアンの立場のようですが、非常に珍しいと思います。私の大学時代を振り返ってみても、経済学者といえば、コテコテの左翼のマルクス主義者か、ケインズ主義の経済学者しかいなかったように思います。いずれにせよ、政府が市場に対して積極的に関与していく、大きな政府を志向する考え方になります。
以前のコーク一族の書評の記事で、コーク兄弟はリバタリアンとしてアメリカでは知られていますが、日本にはそもそもリバタリアン的な小さな政府を志向する政党が存在しないと書きました。
investment-journey.hatenablog.jp
そういうこともあり、小さな政府という概念は、そもそも日本人には馴染みの薄い考え方だと思います。しかしながら、日本では自民党も野党も政策といえば、お金配りと無償化、要はバラマキだけが政策となっていることに違和感を感じているのは私だけではない、このチャンネルをみて、同じようなことを感じている人が日本にもいることがわかりました。

このチャンネルの動画は多数あり、全てに目を通した訳ではありませんが、面白かった動画を紹介したいと思います。
①どうして日本で小さな政府を目指す政党がない?
②アメリカはなぜ銃の所有権がある?
日本という国家の成り立ち、アメリカという国家の成り立ちとの比較で、分かりやすい動画だと思います。
カリフォルニアに2年間住んでいましたが、東海岸の首都ワシントンDC(連邦政府)で起きていることを気にしているカリフォルニアの人間はいません。カリフォルニアの人間は、カリフォルニアで起きていることしか気にしていません。あくまでも州がベースとなった連合国家、州によって法律も社会も異なるのが普通で、日本のような明治以来の中央集権国家ではないということです。
公務員という立場も、日本とアメリカでは大きく異なると思います。日本では公務員の信用度、社会的地位は高いですが、アメリカでは公務員の地位は高いものではありません。私はカリフォルニアに到着直後、ソーシャル・セキュリティ・カードの取得、運転免許の取得をしましたが、所定の必要書類を揃えていっても、窓口の人によって言うことが違う、たらい回しに合う、出直しになることを余儀なくされ、役所の対応は余り良いとは思いませんでした。このことをアメリカ人の友人に話をしたら、役所の仕事なんてそんなものだ、スムーズに事が進むことを期待する方が間違っているとあっさり言われてしまいました。
カリフォルニアは全米で最も銃規制が厳しい州であり、銃の携帯についても禁じられているので、普段の生活で銃を目にすることはありません。共和党が強いテキサス州出身の友人から、カリフォルニアの常識はアメリカの常識ではないと言われたことがあります。テキサス州では、オープン・キャリーという公共の場で他人から見える形での銃の携帯が認められているようです。その友人と、なぜ銃の所有が必要なのかという話をしましたが、この動画と全く同じことを言っていました。政府は常に正しいことをするとは限らない、歴史をみれば、政府が個人の自由を侵害することはありうる、その時には銃で抵抗しないといけない、丸腰では戦えないと。アメリカ人の政府に対する信頼度、距離感を表していると思います。
現在、自民党総裁選が行われていますが、規制緩和に一番積極的なのは、父親譲りと言えるかもしれませんが、小泉進次郎氏だと思います。ライド・シェアの解禁、解雇規制緩和等を打ち出しています。私はサラリーマンを既に辞めてしまった立場ではありますが、解雇規制緩和は必要だと思っています。但し、ジョブ型雇用とセットにすべきだと思います。個人の職務と権限を明確にしないと機能しない、現在の日本企業のメンバーシップ型雇用では、上司と部下の相性だけで解雇となってしまう恐れがあり、これは決して良いものではありません。
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