投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

2019年8月の定期積み立て実行

米国市場は、回復基調にあるものの、米中貿易戦争の落とし所、決着点は全くみえてきません。アメリカでは、生活する上での必需品、日用品が非常に安いのも、全ては自由貿易の恩恵を最も受けてきた国であるということです。私自身もカリフォルニアで生活していた時に、この恩恵を経験しているので、尚更、保護主義自国第一主義に邁進するトランプ大統領、しかも規制を嫌い、自由貿易を伝統的に推進してきた共和党の大統領という点に、どうしても違和感があるのです。

 

お馴染みの常に強気のジェレミー・シーゲル教授は、この事態をどのようにみているのか、紹介したいと思います。

 

www.cnbc.com

 

トランプ大統領が、次回の選挙で勝ちたいのであれば、貿易戦争を終わらせる取引を中国としなければならない。私の感触では、トランプ大統領が再選される唯一のチャンスは、良い経済状況と高い株価の維持である。トランプ大統領が、再選を諦めてまでも、中国と戦い続け、世界を長期にわたるリスクに落とし入れる、こんな事態は彼の計算にはないだろうと。トランプ大統領はベストを尽くして、来年の7月の民主党全国大会、8月の共和党全国大会までには、中国と何らかの決着をするだろうと、シーゲル教授は展望を述べています。

 

来年の夏となると、最終的に決着するには、意外と時間がかかるのかもしれません。引き続き、市場が荒れる可能性はありますので、過度なリスクはとらない、慎重な運転となるよう、ポートフォリオのリスクコントロールをしていくしかありません。

 

8月の積み立て投資ですが、個人向け国債を除いた下記の商品について、本日の9日に、通常通りに全ての買付が終了し、約定しました。個人向け国債(変動10年)は、申し込みをしましたが、約定は8月末になります。

 

◎積み立てNISA口座 

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) マネックス証券

 

◎特定口座

ニッセイTOPIXインデックスF 楽天証券

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 楽天証券

たわらノーロード 先進国リート 楽天証券

個人向け国債(変動10年) マネックス証券 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 楽天証券楽天ポイント投資

 

これ以外にも、1ドル=105円台をつけた時に、ドルを少し、購入しました。まだ、しばらくは様子見というスタンスで、焦って米国ETFを買いに行くという状況ではありませんが、折角の円高傾向の時期なので、ドルはこまめに買っていきたいと思います。 

 

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2019年7月末のポートフォリオ状況

現地時間、8月1日の米国市場は、トランプ大統領が、9月1日から中国からの輸入品に10%の追加関税を掛けると発表し、ダウ平均、S&P500共に、1%前後の下落となりました。またもや、米中貿易戦争の再燃です。大阪で行われたG20サミットで、報復合戦は当面避けるものと思っていましたが、再開された米中の交渉に殆ど進展がないことを改めて見せつけられた感じです。

 

私が関わっている電子部品ビジネスですが、7月はようやく売上が好転して、少しは明るい兆しがみえてきたと思っていましたが、またこのような報復関税が実施されることになると、電子部品業界を直撃し、夏のボーナスに続いて、冬のボーナスも散々な状況になりそうです。 

 

7月末のポートフォリオ状況です。夏のボーナスで、バンガードETF BNDをメインに追加購入をしたため、先進国債券の比率が上がっています。

 

◆新目標ポートフォリオ

f:id:saintlouis:20190802220945p:plain

 

◆2019年7月末ポートフォリオ

f:id:saintlouis:20190802221010p:plain

 

2019年7月末の保有資産一覧

日本株

個別株:資生堂(4911)、NTTドコモ(9437)

eMAXIS 日経225インデックス

ニッセイ TOPIXインデックスF ★

バンガードETF VTの日本株部分

◆先進国株式

eMAXIS 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

SMT グローバル株式インデックス

楽天・全米株式インデックス・ファンド(積み立てNISA口座) ★

バンガードETF VOO

バンガードETF VTの先進国株部分

バンガードETF VTI

バンガードETF VYM

新興国株式

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス ★

たわらノーロード新興国株式

バンガードETF VTの新興国株部分

バンガードETF VWO

◆日本債券

eMAXIS 国内債券インデックス

SMT 国内債券インデックス

個人向け国債(変動10年) ★

◆先進国債

eMAXIS 先進国債券インデックス

バンガードETF BND

◆日本REIT

個別REIT星野リゾート・リート(3287)、ジャパンリアルエステイト(8952)、東急リアル・エステート(8957)、日本ロジスティックスファンド(8967)、日本賃貸住宅投資法人(8986)

◆先進国REIT

SPDRダウ・ジョーンズREIT ETF RWR

たわらノーロード 先進国リート ★

★は、毎月積み立てを行なっている投資信託・債券となります。

 

株式市場は、当面、先行きがみえない不透明な状況がしばらく続くのではないでしょうか。毎月の投資信託と個人向け国債の積み立ては今まで通り淡々と継続するつもりですが、米国ETFの買い付けについては、最低手数料が廃止されたため、ボーナス支給月以外でも購入できるようになりましたが、少し迷っています。バンガードETF BNDを購入して、更にポートフォリを引き締め、安全運転に徹するか、あるいは株式ETFを積極的に買っていくか、じっくり考えたいと思います。

 

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「ニッポンの製造業」が世界最強?極めて疑問です

テレビ番組でも、ニッポン凄いの番組が最近、増えているような気がしますが、ニッポンの製造業は世界最強と自画自賛するような下記の記事には、正直、賛同できません。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

自動車を除いて、最終製品を作る日本の製造業は、国際競争力を失い、すっかり衰退してしまいました。この記事が指摘するように、アナログなモノづくりである、部品/機械/素材を作るメーカーは、日本のモノづくりの最後の砦として、国際競争力を維持していることは事実です。但し、明るい未来が待っているかと言われれば、疑問です。高度成長期に蓄積した技術とノウハウ、要は過去の遺産で何とか食いつないでいるのが、現状だからです。

 

私自身も、大学卒業後に最初に就職した大手電機メーカーで最終製品を作るビジネスに関わりました。競争力を失ったその事業は売却され、現在は、工場も閉鎖され、跡形もない状況です。私は、最初の会社を退職した後も、同じ事業部の仲の良かった同期とは交流を続けていましたが、社外に新たな職を求めた人、売却された先で何とか頑張っている人、社内に残り別の事業部に異動した人、皆、散り散りとなり、色々と大変だったようです。

 

山梨の工場に転勤する前は、基本、地元の人達でオペレーションされていると聞いていましたが、実際に来てみて、現場をみていると、そう単純な話ではありません。現場の日本人ベテラン作業者は高齢化が進み、60歳の定年後でも再雇用されて嘱託として働いている人達も多いですが、あと何年、働いてくれるか、わかりません。

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2019年夏のボーナス投資は、バンガードETF BND, VOOと日本賃貸住宅投資法人(8986)を購入しました

2019年夏のボーナス投資を行ないました。この夏のボーナスは、ここ数年で最も低い水準だったこともあり、全額を投資に回すことにしました。

 

今回メインに追加購入したものは、バンガードETF BNDです。7月30日、31日のFOMCで米国の利下げが濃厚となっており、債券は最高値に近い状況で、全力買いをするには良い環境ではありませんが、何よりも守りを固め、ポートフォリオを引き締めることを最優先しました。

 

少しは株式も購入したいと思い、こちらも先週にダウ平均は27,000ドル台に、S&P500が3,000ポイントの大台を突破し、最高値を更新した状況ですが、迷った時はとりあえずS&P500に投資しておけという極めて無難な考え方ではありますが、バンガードETF VOOを少しだけ追加購入しました。

 

最後に久しぶりですが、J-REITに追加投資をしました。現在、私が保有しているJ-REITのタイプは、

 

星野リゾート・リート(3287) ホテル系

ジャパンリアルエステイト(8952) オフィス系

東急リアル・エステート(8957) 統合型

日本ロジスティックスファンド(8967) 物流系

 

であり、これらとは異なるタイプ、今回は住宅系REITである日本住宅賃貸投資法人(8986)を購入しました。今回、購入した理由は、

 

・配当が4.5%と比較的高い

・物件の稼働率が、97%から98%前後で安定している

・分配金も、1,900円から2,000円前後で安定している

 

といったところでしょうか。住宅系REITの場合、一つのテナントに大きく依存しているということはないので、不況だろうと、どんな状況になろうと、安定した分配金を出してくれるのではないかと期待しています。

 

米国株の最低手数料は廃止されたので、今後は、夏と冬のボーナス支給月以外の月でも、購入することが可能になりました。毎月、ドルを少しずつ購入して、相場の調整局面がきたら、機動的に米国ETFを購入していきたいと思います。

 

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ジェレミー・シーゲル教授 FRBが利下げをすれば、株価は更に上昇の余地あり

米国株に投資をされている方には、お馴染みの常に強気のジェレミー・シーゲル教授が、S&P500が初めて終値で3,000ポイントを上回り、最高値を更新した現地時間の7月12日(金)に、CNBCのインタビューで、FRBが利下げをすれば、株価は2019年末に向けて、更に5%上昇の余地ありと強気の見通しを表明していたので、紹介したいと思います。

 

www.cnbc.com

 

FRBが利下げをすれば、フェア・マーケット・バリューから考えて、今年中に株価は更に5%から6%、上昇の余地がある。また、FRBは利下げも利上げも幅を大きく振りすぎる傾向があるので、調整局面に入る前に、10%から12%、上昇する可能性もある。

 

シーゲル教授は、7月30日から31日のFOMCで、0.5%の金利の引き下げを望んでいる。しかし、FRBがそこまで大胆に動く可能性は低いとみている。

 

0.5%という大きな利下げを望むのは、フェデラル・ファンド金利(FFレート)が米国10年債の利回りより高いことに懸念を示しており、フェデラル・ファンド金利(FFレート)を低めに抑えていきたいというのが、シーゲル教授の意向のようです。

 

最大の懸念事項は、逆イールド現象だ。歴史的にみても、リセッションを予想する最も重要な指標の一つで、心配している。

 

トランプ大統領も再選を狙うためには、株価を高く維持して、経済を良くしていかないといけない、景気の低迷は許されないということもあり、まだしばらくは、米国株の上昇の余地はあるのかと思います。

 

但し、パーティー気分に浮かれてはいけない、過大なリスクは取りすぎないようにしたいと思います。夏のボーナス投資は、バンガードETF BNDを中心に追加購入して、ポートフォリオを引き締めていきたいと思います。

 

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