米国市場は、回復基調にあるものの、米中貿易戦争の落とし所、決着点は全くみえてきません。アメリカでは、生活する上での必需品、日用品が非常に安いのも、全ては自由貿易の恩恵を最も受けてきた国であるということです。私自身もカリフォルニアで生活していた時に、この恩恵を経験しているので、尚更、保護主義、自国第一主義に邁進するトランプ大統領、しかも規制を嫌い、自由貿易を伝統的に推進してきた共和党の大統領という点に、どうしても違和感があるのです。
お馴染みの常に強気のジェレミー・シーゲル教授は、この事態をどのようにみているのか、紹介したいと思います。
トランプ大統領が、次回の選挙で勝ちたいのであれば、貿易戦争を終わらせる取引を中国としなければならない。私の感触では、トランプ大統領が再選される唯一のチャンスは、良い経済状況と高い株価の維持である。トランプ大統領が、再選を諦めてまでも、中国と戦い続け、世界を長期にわたるリスクに落とし入れる、こんな事態は彼の計算にはないだろうと。トランプ大統領はベストを尽くして、来年の7月の民主党全国大会、8月の共和党全国大会までには、中国と何らかの決着をするだろうと、シーゲル教授は展望を述べています。
来年の夏となると、最終的に決着するには、意外と時間がかかるのかもしれません。引き続き、市場が荒れる可能性はありますので、過度なリスクはとらない、慎重な運転となるよう、ポートフォリオのリスクコントロールをしていくしかありません。
8月の積み立て投資ですが、個人向け国債を除いた下記の商品について、本日の9日に、通常通りに全ての買付が終了し、約定しました。個人向け国債(変動10年)は、申し込みをしましたが、約定は8月末になります。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) マネックス証券
◎特定口座
たわらノーロード 先進国リート 楽天証券
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 楽天証券:楽天ポイント投資
これ以外にも、1ドル=105円台をつけた時に、ドルを少し、購入しました。まだ、しばらくは様子見というスタンスで、焦って米国ETFを買いに行くという状況ではありませんが、折角の円高傾向の時期なので、ドルはこまめに買っていきたいと思います。
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