投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

eMAXISシリーズ 信託報酬値下げか

本日の日経に、三菱UFJ国際投信が、eMAXISシリーズのインデックスファンドの4本を対象に、信託報酬を業界最低とする方針を固めたという記事がありました。

 

www.nikkei.com

 

昨年度は、投資信託の信託報酬引き下げ競争、低コスト商品の投入が、日本でも本格的に始まったエポックメーキングな年だったと思います。そのような中で、インデックスファンドの草分け的存在であったeMAXISシリーズは、低コストとはお世辞にもいえない、やや出遅れ感がありました。

 

私も幾つかeMAXISシリーズを保有しており、低コストの商品が次々と登場する度に、乗り換えるべきかどうか、昨年度から迷っておりました。ただ、必要以上に保有する投資信託が増えるのも管理が面倒になる、一方で、売却すれば税金を払う必要があるので、ためらっておりました。

 

現時点では、三菱UFJ国際投信のHPでは、まだ正式発表されておりません。日経の記事によると、TOPIXインデックスと国内債券インデックスは信託報酬値下げの対象になりそうです。会社からの正式発表を楽しみに待ちたいと思います。三菱UFJ国際投信さん、Good Jobです!

 

 

 

 

 

2017年2月の定期積み立て実行

ダウは、1月のジョブレポートが市場予想を上回ったため、先週末の2月3日の終値で、再び2万ドルを回復しました。トランプ政権が矢継ぎ早に打ち出した大統領令、イスラム圏7カ国からの入国90日間停止については、ワシントン州の連邦地裁が即時停止の仮処分を出すなど、このまま行政と司法の対決が続くとなると、混乱が長期化する恐れもでてきました。こういった政権の不安定な面が露呈すると、今後どういう悪影響がでてくるのか、全く読めない状況です。

 

今月の積み立て投資は、下記の商品について、本日、通常通りに自動買付が終了しました。

ニッセイTOPIXインデックスF

SMTグローバル株式インデックス

eMAXIS新興国株式インデックス

SMT国内債券インデックス

SMTグローバルREITインデックス 

 

相場、為替レートも不安定な動きになるかもしれませんが、トランプ大統領の発言に振り回されることなく、粛々と分散投資、積み立て投資を行なっていきたいと思います。

 

ポートフォリオの日本REITの比率を増やしたいと思い、リサーチを始めました。追加購入するのは、個別REITになるかと思いますが、現在保有しているJ-REITが、オフィス型と物流施設型なので、他のタイプを探してみたいと思います。

 

2017年1月末のポートフォリオ状況

2017年1月末のポートフォリオ状況です。

 ◆目標ポートフォリオ

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◆2017年1月末ポートフォリオ

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昨年度からのトランプ・ラリーと円安の影響で、先進国株の比率が、目標値と比べて高くなっており、ややリスクを取りすぎている状況です。それほど、神経質にリバランスをする方ではありませんが、今年は、できるだけ保有資産を売却せずに、日本債券、先進国債券の比率を徐々に引き上げていきたいと思います。

 

2017年1月末の保有資産一覧 

日本株

個別株:三越伊勢丹ホールディングス(3099)、資生堂(4911)、NTTドコモ(9437)

eMAXIS 日経225インデックス

ニッセイ TOPIXインデックスF ★

バンガードETF VTの日本株部分

◆先進国株式

eMAXIS 先進国株式インデックス

SMT グローバル株式インデックス ★

バンガードETF VOO

バンガードETF VTの先進国株部分

バンガードETF VTI

バンガードETF VYM

新興国株式

eMAXIS 新興国株式インデックス ★

バンガードETF VTの新興国株部分

◆日本債券

eMAXIS 国内債券インデックス

SMT 国内債券インデックス ★

◆先進国債

eMAXIS 先進国債券インデックス

バンガードETF BND

◆日本REIT

個別REIT:ジャパンリアルエステイト(8952)、日本ロジスティックスファンド(8967)

◆先進国REIT

SMT グローバルREITインデックス ★

 

★は、毎月積み立てを行なっている投資信託になります。

 

これらの上記保有資産とは別に、生活防衛資金として、約2年分の生活費を定期預金で保有しております。現在は、会社を突然クビになる可能性は低いですが、いつまで会社が存続するかは分かりませんので、この方針を当面、継続するつもりです。 

ダウ、初の2万ドル突破!

ダウがついにアメリカ時間、1月25日の終値で2万ドルを突破しました。但し、これは通過点にすぎないと思います。 

 

ダウが初めて1万ドルを突破したのは、1999年のようです。当時は、株式投資と無縁な生活を送っていましたので、殆ど記憶にありません。米国から帰国し、本格的に投資を始めた2005年当時のダウは1万ドル強でした。その時から、約2倍近くまで成長してきたことになります。

 

米国株は、なぜ右肩上がりで上昇していくのか。米国は、合法移民も不法移民も含めて人口増社会であること、機会均等が徹底されている社会であり、高学歴の優秀な人材ほど、起業志向、小企業志向であり、大企業には勤めたがらないため、イノベーションが起きやすい環境にあると思います。これは私の留学中のクラスメートの動向をみていても、事実です。

 

また、米国企業には株主重視の体質が根付いています。米国企業と日本企業の両方に勤めた経験からいえば、米国企業は、企業は株主のものであるという概念が徹底されて運営されています。社長でも執行役員でも社員でも、株主の使用人にすぎません。日本企業のように、企業は社員のものであるという考えは殆どありません。米国本社から日本法人に駐在していたアメリカ人CFOは「ファイナンス・スタッフは、株主の代理人として仕事をしてほしい。株主価値を毀損するようなことがあれば、遠慮せず、事業部長にNoと言ってほしい。」と言っていたのを覚えています。

 

相場に一喜一憂することなく、今後も米国株(米国ETF)への投資をコツコツと続けていきたいと思います。米国株をポートフォリオの中心とする方針に変更はありません。

 

投資との出会い、投資履歴について

アメリカに留学するまで、投資というものに良いイメージをもっていませんでした。株でお金を儲けるなんて、何となく胡散臭いという先入観から、社会人になってからも投資とは無縁でした。仕事で米国に出張するようになり、いつかは米国に留学したいと思うようになり、天引きによる社内預金と財形貯蓄で毎月コツコツと留学資金のための貯金はしていました。

 

米国留学で初めてファインスを学びました。最初は全く理解できず、同じクラスにいたベンチャーキャピタル出身の友人から、基本を教えてもらいました。一年目の授業が終わった夏休み中に、その友人からこれだけは読んでおけと紹介してもらった、ベンジャミン・グラハムの「賢明なる投資家」、フィリップ・フィッシャーの「超成長株投資」、ジェレミー・シーゲルの「株式投資」、ジャック・ボーグルの「インデックスファンドの時代」を読みました。「投資」と「投機」は違うということ、長期のリターンは株式が一番高いこと、インデックス投資の優位性について知りました。多くのアメリカ人が、財産形成は貯金ではなく、株式投資で行っていることも知りました。但し、留学中は、授業料と生活費を払うのに精一杯で、余裕資金は全くなかったので、投資は一切しませんでした。

 

東京に戻り、再就職後、本格的に投資をしてみようと思い、マネックス証券で口座を開設しました。しかし、当時は、日本には低コストのインデックスファンドと呼べるような投資信託がありませんでした。長期投資を志向していたさわかみファンド(現在は保有していません)の積み立て投資を始め、マネックス証券で扱っていたバンガード社のトータル・ストック・ストック・マーケット・インデックスファンド(現在は保有していません)、日本株の個別株(現在でも僅かですが保有しています)への投資を始めました。

 

2008年、2009年頃だったと思いますが、eMAXISシリーズやSTM(旧STAM)シリーズといった低コストのインデックスファンドがようやく日本にも登場し、本格的にインデックスファンドを毎月積み立て購入する形で投資を始めました。現在でも毎月、積み立てを継続しています。

 

2014年にマネックス証券が米国株の特定口座に対応したことにより、米国ETFへの投資を開始しました。現在、バンガード社のETFを保有しています。

 

毎月、自動的に買い付けができる投資信託でインデックスファンドを積み立て購入、纏まったお金が入るボーナス支給月には米国ETFを購入するというやり方で投資を行っています。