投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

バンガード社の労働市場のレポート 求人率は低いまま推移している

11月は遠くに出掛けることはなく、近場で紅葉を見に、丹沢の大山に行ったり、山梨の西沢渓谷に行ってきました。ようやく天候が寒くなってきて、夏のように山ビルに襲われるリスクも減ってきているので、大山以外の丹沢の他の山々にも登ってみようと思います。神奈川県は12月、1月は晴れの日も多く、比較的天気も安定していますので、冬の低山ハイキングにはベストなシーズンだと思います。

 

現地時間11月26日付のバンガード社のHPの記事になりますが、バンガード社の労働市場に対する見方を紹介したいと思います。

大企業は引き続き、新規の雇用については慎重な姿勢を継続している。また、低所得の雇用については、コロナのパンデミックからの回復の影響で急増していたが、現在は通常のレベルに戻っている。バンガード社は、2025年の労働生産性は高い水準を維持するものと予測している。大規模なレイオフが行われるリスクは低く、企業の新規の雇用については、現在の慎重な水準を維持するものと予測している。

 

corporate.vanguard.com

 

新規の求人率は、10月が1.6%と4月時点の2.1%と比較しても、引き続き低下傾向にある。また米国政府の労働統計局のデータ(JOLTS)をみても、9月が2.9%と1月時点の3.2%と比較しても、似たような低下傾向を示している。

 

企業は現状の労働生産性を十分であると捉えており、過剰な人員を抱えたくないという意向とみて取れる。2025年の労働市場の供給面からの問題点は、新しく労働市場に参入する人に対して、十分な雇用の伸びが確保できるかという問題と、失業率を4%前後に維持することができるかという問題である。

 

 

年収$57,000以下の低所得の求人率については、10月が1.2%と直近で高かった6月時点の1.4%と比較しても、引き続き下落している。それとは対照的に、中所得($57,000〜$103,000)の求人率は0.6%、高所得($103,000以上)の求人率は0.7%と低い水準だが安定している。

 

低所得の雇用については、パンデミックからの回復の影響で急増していたが、現在は通常のレベルに戻っている。高所得の求人率に比べて、低所得の求人率は高い水準にあるが、直近の小売業、観光業での求人が慎重になってきていることもあり、減少してきている。

 

米国企業は新規の雇用については、2025年も慎重な姿勢を継続しそうな見通しです。雇用統計といったデータで、年収$57,000以下(日本円で約870万円)で低所得というカテゴリーの扱いになるところが、米国経済の強さ、日本円の弱体化を感じてしまいます。

 

宜しければ応援お願い致します!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村