投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

バンガード社のレポート 60/40のポートフォリオのリターンは安定してきている

本日、衆議院選挙に行ってきましたが、今回、初めて自民党には投票しませんでした。以前にも述べた通り、石破政権の本質は、高齢者・地方へのバラマキ、緊縮財政、増税路線なので支持しません。小選挙区:白票、比例代表:国民民主党に投票しました。

 

小選挙区の立候補者は、自民も立民も高齢者へのバラマキ続行、社会保障制度改革に意欲が全く感じられなかったので信任しません。現状維持、緊縮財政、増税路線一直線の候補しかいなかったので、やむを得ず、白票を投じました。

 

社会保障制度改革は最重要課題だと思いますので、改革に意欲のある政党に投票しました。個人が自立することが自由主義社会では大前提と考えていますが、公的年金国民皆保険制度を否定している訳ではありません。アメリカのように政府は余計なことを何もするなというリバタリアンでもありません。団塊の世代後期高齢者になると、現状のように現役のサラリーマンから搾り取る(取りやすいところから取る)だけでは制度が行き詰まると思っているからです。

以前、2023年3月に60/40のポートフォリオの記事を紹介しました。ゼロ金利の影響で債券投資の利回りが低下し、一時は60/40のポートフォリオは死んだ、債券不要論も言われていました。米国がゼロ金利を脱したことにより債券投資のメリットも回復してくるので、60/40のポートフォリオのリターンも改善してくるであろうという見通しでした。

 

investment-journey.hatenablog.jp

 

現地時間11月22日の記事になりますが、バンガード社のHPで株式60%、債券40%、いわゆる60/40のポートフォリオのリターンが安定してきているという記事が公表されていましたので、ご紹介したいと思います。前回の記事の続編という位置付けになります。

 

corporate.vanguard.com

 

60/40のポートフォリオの2022年のリターンは、▲16%のマイナスとなり非常に厳しい年となった。60/40のポートフォリオは死んだと言われていたのもこの時期である。ところが、2022年末から2024年9月までの期間の累積リターンは+29.7%に達している。2022年の大幅なマイナスリターンを考慮しても、過去10年間の平均リターンは+6.9%となった。

 

60/40のポートフォリオのリターンを単年度のリターンでみると、最高値は+37%、最低値は▲30%と上下にバラつきがあるが、10年間の平均リターンはおおよそ+5%〜+10%のレンジに収まり、安定しているといえる。

 

また、60/40のポートフォリオのリターンの実績は、驚くほど安定していることに注目したい。2011年からの実績リターンは、14年間中、12年間はバンガード社の予測リターンの四分位範囲内に収まっていることによって裏付けられる。これらの結果から、我々の予測値と実績が近い数字になることを期待している。

 

いかがだったでしょうか。私のポートフォリオは債券だけでなくREITも含んでいますので、厳密に60/40のポートフォリオになっている訳ではありません。バンガードの予測モデルによると、2034年までに中央値のリターンで+4%〜+6%の範囲で推移していくのであれば、FIRE後のポートフォリオとしては十分なリターンが見込めると思います。

リスクに対する許容度は、個人、年齢によっても異なりますので、60/40のポートフォリオが万人に当てはまる訳ではありません。私の場合は、60/40に近いポートフォリオが、一番安心感があり、どのような状況になっても退場することなく、航路を守る、市場に居続けることができるポートフォリオであると確信しています。

 

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