投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

バンガードETF VOOとVTI どちらが良いか

米国株へのインデックス投資を行なっている方にはお馴染みのETFであるバンガードETFのVOOとVTIですが、インデックス投資の中核として保有するのには、どちらが良いのでしょうか。

 

先月9月の少し古い記事になりますが、CNBCにVOOとVTI、どちらが良いかという記事がありましたので、紹介したいと思います。

 

www.cnbc.com

 

経費率はどちらも0.04%と同じで、非常に低コストです。VOOとVTIは共に米国株に投資するETFですが、ベンチマークとする対象が異なります。VOOのベンチマークは、ご存知のS&P500で、米国を代表する大企業500社が対象となりますが、VTIのベンチマークは、CRSP USトータル・マーケット・インデックスといい、大型株だけでなく、中型株、小型株の全てを対象とし、投資対象銘柄も3,654社、ほぼ米国株全体に投資していることになります。

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2018年10月の定期積み立て実行

市場はやや落ち着きを取り戻しつつあるようにみえますが、長期金利の上昇、米中の貿易戦争等を主要因とする先週の米国株の下落は、大きく動揺するという程ではありませんでしたが、 私のポートフォリオも4%位の下落となりました。

 

決して気分の良いことではありませんが、このような調整局面は株式投資をしていれば有り得ること、過去にも通ってきた道ですので、世界経済の成長を信じて、淡々と愚直に積み立てを継続していくしかありません。

 

10月の積み立て投資ですが、個人向け国債を除いた下記の商品について、先週の11日に、通常通りに自動買付が終了し、約定しました。個人向け国債(変動10年)は、申し込みをしましたが、約定は10月末になります。

 

◎積み立てNISA口座 

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)

 

◎特定口座

ニッセイTOPIXインデックスF

たわらノーロード新興国株式

SMTグローバルREITインデックス

個人向け国債(変動10年)

 

先月に、J-REIT星野リゾート・リートを購入してしまったので、このような下落局面でありながら、生憎、米国ETFを買いにいくためのタネ銭が全くありません。バンガードETFのVOOか、VTIを追加購入するチャンスでありますが、今回は指をくわえて傍観しているしかありません。

 

11月の中間選挙FRBによる12月の利上げも可能性が高いので、またもう一波乱あるかもしれませんが、米国ETFへの投資は、12月のボーナス支給まで待ちたいと思います。

 

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いつも強気のジェレミー・シーゲル教授、弱気なコメントをする

米国株に投資をされている方には、お馴染みのいつも強気のジェレミー・シーゲル教授が、現地時間の10月4日(木)に、CNBCで株式市場の見通しについて弱気なコメントをしていましたので紹介したいと思います。

 

www.cnbc.com

 

債券利回りが、この第4四半期の株式市場にとって、重要なチャレンジとなるであろうと述べています。

 

株価を決定する最も重要な2つの要因は、企業業績と金利です。今年の企業業績は大変素晴らしいものです。しかし、事実をお伝えしましょう。この良いニュースは、株価に織り込み済みです。

 

10年債の利回りは、4日木曜日の朝、3.232%をつけ、2011年5月以来の最高値です。また30年債の利回りも、3.348%をつけ、2014年10月以来の最高値となりました。

 

昨年度の終わりに、シーゲル教授は2018年度の株式市場の上昇は、ゼロから10%と予想していました。10月4日の木曜日の下落前の時点で、S&P500の利回りは9%に達していました。10年債の利回りは、次の12月のFRBの利上げも想定されていますので、更に上昇することが予想され、株式市場が上昇する余地は殆ど残されていないと言っています。

 

株式市場にとって良いニュースは何か?年内に中国との貿易戦争を解決できれば、株価は上昇するでしょう。そうでなければ、株式市場を押し上げる要素は殆どないということです。

 

12月のボーナス支給まで、米国ETFを追加購入するタネ銭はありませんので、市場の動向をみながら、じっくりと考えたいと思います。 

 

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2018年9月末のポートフォリオ状況

先週の火曜日から金曜日まで、九州の工場に出張に行ってきました。私の会社だけでなく電子部品業界全体にいえることですが、販売、生産の大部分はアジアを中心とする海外に既にシフトしており、九州にある工場が唯一、国内に残っている生産拠点となります。久しぶりに行って、驚いたのは外国人が沢山、働いていることです。アジアの海外工場から研修として受け入れ、生産ラインで働く人だけでなく、製造設備設計のエンジニアまで、あらゆるポジションで外国人が働いています。

 

九州も福岡市は人口増が続いているようですが、郊外の街となると人口減の影響もあり、採用しようとしても人が来ないという状況が続いているようで、外国人の戦力なしでは、モノづくりの現場を維持するのが困難な状況になっているのは、間違いありません。

 

2018年9月末のポートフォリオ状況です。

 

◆目標ポートフォリオ

f:id:saintlouis:20180930115246p:plain

 

◆2018年9月末ポートフォリオ

f:id:saintlouis:20180930175352p:plain

 

2018年9月末の保有資産一覧

日本株

個別株:三越伊勢丹ホールディングス(3099)、資生堂(4911)、NTTドコモ(9437)

eMAXIS 日経225インデックス

ニッセイ TOPIXインデックスF ★

バンガードETF VTの日本株部分

◆先進国株式

eMAXIS 先進国株式インデックス

SMT グローバル株式インデックス

楽天・全米株式インデックス・ファンド(積み立てNISA口座) ★

バンガードETF VOO

バンガードETF VTの先進国株部分

バンガードETF VTI

バンガードETF VYM

新興国株式

eMAXIS 新興国株式インデックス

たわらノーロード新興国株式 ★

バンガードETF VTの新興国株部分

バンガードETF VWO

◆日本債券

eMAXIS 国内債券インデックス

SMT 国内債券インデックス

個人向け国債(変動10年) ★

◆先進国債

eMAXIS 先進国債券インデックス

バンガードETF BND

◆日本REIT

個別REIT星野リゾート・リート(3287)、ジャパンリアルエステイト(8952)、東急リアル・エステート(8957)、日本ロジスティックスファンド(8967)

◆先進国REIT

SMT グローバルREITインデックス ★

★は、毎月積み立てを行なっている投資信託・債券となります。

 

今月は、既にブログで報告した通り、久しぶりに日本REIT星野リゾート・リート(3287)を追加購入しました。

 

米国株式市場は、引き続き堅調ではありますが、10月はアメリカ主要企業の第3四半期の決算発表、11月の中間選挙の行方、12月のFRBの利上げ可能性に注目していきたいと思います。 

 

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『新卒一括採用』は廃止すべきだ

 経団連の中西会長が、企業の採用活動の時期を定める「就活ルール」を廃止するとの発言が各方面で波紋を呼んでいます。経団連も、かつては財界総理と呼ばれていましたが、最近はすっかり存在感も低下し、時代遅れの抵抗勢力という感じになってしまいましたが、久しぶりにまともな提言だと思いました。

 

今回の発言により、高度成長期から当たり前のように続いてきた、「新卒一括採用」というシステムや、大学教育やキャリア教育のあり方について、一石が投じられたことは意味のあることだと思います。

 

新卒一括採用を擁護する意見としては、新卒一括採用があるから就職できる学生は多く、日本の若者の失業率は低いとよく言われます。 私もそうでしたが、多くの文系の学生は、何の仕事をやるのかも、どういう部署に配属されるのかも、全くわからないまま、周りがそうしているからという理由で、何となくサラリーマンになってしまうということが果たして本当に幸せなことなのでしょうか。

 

就活ルールの廃止は、周りがそうしているから、世間体が悪いから、それが常識だからという思考停止状態から、学生自身が、自分は何をすべきなのかということを各自が真剣に考えるための大きなきっかけになると思っています。

 

私自身、学生時代は何もキャリアについて真剣に考えておらず、何となく大手電機メーカーに就職し、10年間勤めた後、色々と疑問を感じるようになり、退職してカリフォルニアに留学しました。帰国後、外資系IT企業2社で仕事をし、中堅電子部品メーカーに転職して今日に至ります。

 

勿論、全て万事順調という訳ではなく、外資系IT企業の2社目の時は、上司や周りの同僚と馴染めず、給料は良かったのですが、心理的に疲弊してしまいました。すっかり仕事が嫌になり、不本意ながら辞めてしまいましたが、特に後悔はしていません。合わなければ、次に行けば良いという程度の感覚です。自分で選択して決断したことは、結果として寄り道になったとしても後悔は少ないというのは事実です。

 

自己決定は、所得以上に幸福感に影響を与えると思っています。カリフォルニアの人間をみていると、雇用は保証されておらず、結果がでなければ容赦なくクビになる環境でありながら、幸福感が高い、仕方なくやらされている感が全くないのは、自分の人生は自分が主導権をもってコントロールすることにこだわって生きている人が多く、そのためには、自分は何をやりたいのかを常に考えながら行動している人が多いからだと思うのです。

 

「新卒一括採用」というシステムが現代にマッチしていないのは、明らかです。遅かれ早かれ、通年採用、職種別採用、初任給も職種によって差があるという日本以外の国では当たり前のことが、日本でも起きてくると思います。何のスキルもなく、新卒であるという理由だけで就職できていた今までが異常だったのです。就社から、本当の意味での就職になると思います。学生は自分にはどんな仕事が向いているのかを真剣に考える必要があります。今はお客様扱いという感じのインターンシップも、実務経験を少しでも積むための場に変わってくると思います。

  

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