投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

2020年夏のボーナスは、バンガードETF BNDを追加購入しました

今月から、国内出張が解禁されたせいか、先週は山梨の工場に事業部長を始め、経営幹部の方々の出張者を迎えたこともあり、その対応でバタバタとしておりました。当初は、同じく解禁された飲み会も予定されていましたが、首都圏でのコロナの感染者急増という状況となり、再度、社内飲み会は当面禁止となりました。大人数での飲み会というのは、しばらくの間は無理な状況が続くのではないでしょうか。ウィズコロナ、ニューノーマルでは、ふさわしくない行動様式になってしまうと思います。

 

2020年夏のボーナスは、シンプルに債券ETFであるバンガートETF BND、一点買いで追加購入をしました。 比較的値動きの少ない安定感のあるバンガードETF BNDでありますが、下記のチャートをみても分かる通り、コロナショック後もじわじわと上昇し、最高値を更新している状況、米国のゼロ金利も当面続くであろうという状況で、追加購入すべきなのか、少々迷いました。

 

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来年の2021年末にサラリーマンを辞めてセミリタイアとなると、今後、ボーナスがもらえるのも、今年の冬のボーナスを含めて、残り3回ということになります。いざ、セミリタイアを実行するためには、あらゆるリスク、暴落局面を想定して準備しておかないといけないということをコロナショックの際に痛感しましたので、今回のボーナス投資は、ポートフォリオをより引き締めて、資産を減らさないための安全運転をしていく選択をしました。

 

株式ETFへの投資は、引き続き、毎月の積み立て投資の中で、無理のない範囲で行なっていこうと思います。
 

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2020年7月の定期積み立て実行

ようやく昨日、無事に夏のボーナスが支給されました。コロナの影響による自動車業界の不振が直撃して、一時休業をしている状況の中で、この夏はボーナスが支給されるだけ、今回はありがたいという感じです。

 

イェール大学教授で行動経済学者のロバート・シラー教授が、コロナウィルスの恐怖は、何年にもわたってアメリカという国にとっての重荷となると、現地時間7月7日のCNBCのインタビューで警告しているので、紹介したいと思います。

 

www.cnbc.com

 

我々は、第2段階に入りつつあるのかもしれない。再びロックダウンが必要になるかもしれない。二度目ということもあり、心理的にはより悪い影響を与える。

 

大きなリスクは、人々がこの妨げが永遠に続くものと思い始めてしまうことだ。それはリスクをとろうとする意欲を妨げる。この考え方は、実現した預言となり、需要を傷つけ、ビジネスを瀬戸際へと追い込んでしまう。

 

確かに、リスクをとろうという人がいなくなれば、株式会社、株式市場は成立しません。アメリカという国は、旺盛な個人消費によって支えられている国であるというのが、私も生活していて感じた印象です。基本、宵越しの金は持たない、借金をしてモノを買う、大学、大学院に進学する、こういったことは、ごく当たり前の行動になっています。コロナ禍によって、このアメリカ人の楽観的な消費行動が変わってくるということになれば、経済にも大きな影響がでてくると思います。

 

7月の積み立て投資ですが、個人向け国債を除いた下記の商品について、8日に通常通りに全ての買付が終了し、約定しました。個人向け国債(変動10年)は申し込みをしましたが、約定は7月末となります。

 

◎積み立てNISA口座 

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) マネックス証券

 

◎特定口座

ニッセイTOPIXインデックスF 楽天証券

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 楽天証券

たわらノーロード 先進国リート 楽天証券

個人向け国債(変動10年) マネックス証券 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 楽天証券楽天ポイント投資

 

投資信託の定期積み立ては、通常通りに終了しましたが、少ないボーナスを原資として米国ETFの買い付けを行なうつもりです。

 

具体的には、コロナの第2波が来る可能性に備えて、ポートフォリオを引き締めるために債券ETF バンガードETF BNDを買いたいと思っていますが、最高値を更新中で割高な状況であるBNDを買うべきなのか、株式に比べると回復が遅れている米国リートETF RWRにも、少しはお金を投じるべきか、週末、じっくり考えたいと思います。

 

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ジェレミー・シーゲル教授 ダウが年末までに3万ドルに到達する条件について語る

昨日、現地時間7月3日の米国市場は、7月4日の独立記念日の振替休日のため休場でした。私がカリフォルニアにいた時は、7月4日の独立記念日には朝からビーチは人で埋め尽くされ、ビールを飲んで過ごしていましたが、何年か後にビーチでの飲酒が全面禁止となり、もうそのような光景はありえないことになったと聞いています。

 

再び、永遠の強気、ジェレミー・シーゲル教授の登場です。現地時間、6月30日のCNBCのインタビューで、2020年末までにダウが3万ドルに到達する条件について、語っています。 

 

www.cnbc.com

 

シーゲル教授は、主に3つの条件を挙げています。①コロナウィルスの感染が弱まること、②コロナウィルスに対する治療法が見つかること、③11月の選挙で、共和党が上院で過半数を獲得することを条件として挙げていました。

 

①と②は、確かにそうだろうなという内容だと思います。経済活動の再開、以前のようなアメリカの日常の暮らしが戻るためには、①と②は欠かせない条件になると思います。

 

個人的に興味深かったのは③です。シーゲル教授は大統領選の結果より、上院選の結果が重要だと主張しています。

 

共和党が上院で過半数を獲得することができれば、大統領選は民主党のバイデン候補が勝ったとしても、マーケットにとって良いことだ。

 

トランプ政権が導入した法人税減税が、トランプ政権下の株価の上昇を引き起こした最大の要因だ。それが元に戻されてしまったら、企業やマーケットにとって逆風となる。しかし、FRBの前代未聞の流動性拡大が、その逆風を帳消しにするだろう。もし民主党が政権についたら、流動性がより拡大される可能性が高いので、株式市場にとっては、何も弱気になる要因はない。

 

なかなか面白い見方だと思います。 民主党のバイデン候補が勝ち、より大きな政府を志向する民主党政権になれば、より流動性を拡大させる可能性もあり、これは株式市場にとってはプラスになると解釈します。

 

一般的にアメリカの大学教授は、リベラルな人が多く、何でもありの民主党支持者が大多数という印象ですが、ビジネススクールは例外で、共和党支持者も一部いるという印象です。シーゲル教授も、過去のインタビュー等をみてきた印象ですが、共和党支持者なのかなと思っています。小さな政府、規制はより少ない社会が望ましい、自由競争こそが社会を豊かにすると考えている人は、ビジネススクールの教授、学生の中には一定数いるということです。株式投資という世界は、ある意味特殊で、プロと素人が同じ土俵、ハンデキャップなしで戦う世界ですので、投資の世界で生きる人は、自由競争を重んじる共和党支持者が多いのも、当然かもしれません。

 

11月の大統領選に、より注目していきたいと思います。

 

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2020年6月末のポートフォリオ状況

7月になり、いよいよ2020年の下期がスタートしました。禁止されていた国内出張、社内飲み会が、7月から全面的に解禁になります。7月からは全員出社しろと言われるのかと思っていましたが、7月以降も在宅勤務が、正式な勤務体系の一つとして恒常化されました。コロナの前までは在宅勤務なんてあり得ないという会社だったので、正直、意外な決定でした。コロナの第二波の流行、あるいは大地震といった自然災害に備えるために在宅勤務を制度化したことになります。以前から、会社に毎日行く必要はないと思っていますので、これからも、仕事量、業務内容をみながら、適宜、在宅勤務をしていきたいと思っています。

 

6月末のポートフォリオですが、大きな動きはありませんが、新興国株式が、やや戻してきた感じです。株式は、コロナショックから戻してきているのに対して、日本REITや先進国REITは、戻りが遅い状況です。配当金(インカム)を確保するという目的のために、REITに投資すべきか、あるいはVYMのような高配当株式に投資すべきなのか、正直、迷っている状況です。

 

◆新目標ポートフォリオ

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◆2020年6月末ポートフォリオ

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2020年6月末の保有資産一覧

日本株

個別株:資生堂(4911)、NTTドコモ(9437)

eMAXIS 日経225インデックス

ニッセイ TOPIXインデックスF ★

バンガードETF VTの日本株部分

◆先進国株式

eMAXIS 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 

SMT グローバル株式インデックス

楽天・全米株式インデックス・ファンド(積み立てNISA口座) ★

バンガードETF VOO

バンガードETF VTの先進国株部分

バンガードETF VTI

バンガードETF VYM

新興国株式

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス ★

バンガードETF VTの新興国株部分

バンガードETF VWO

◆日本債券

eMAXIS 国内債券インデックス

SMT 国内債券インデックス

個人向け国債(変動10年) ★

◆先進国債

eMAXIS 先進国債券インデックス

バンガードETF BND

◆日本REIT

個別REIT星野リゾート・リート(3287)、ジャパンリアルエステイト(8952)、東急リアル・エステート(8957)、日本ロジスティックスファンド(8967)、大和証券リビング投資法人(8986)

◆先進国REIT

SPDRダウ・ジョーンズREIT ETF RWR

たわらノーロード 先進国リート ★

★は、毎月積み立てを行なっている投資信託・債券となります。

は、毎月、楽天ポイントで積み立てを行なっている投資信託となります。 

 

6月は、NTTドコモJ-REIT、米国ETFから配当金が入金されてきました。今年は全く期待していませんが、7月10日には夏のボーナスが支給される予定ですので、債券ETFであるバンガードETF BNDを追加購入してポートフォリオを引き締めて、より安全運転できるようにしていきたいです。  

 

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『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者 バートン・マルキール氏 ミレニアル世代のデイ・トレードや60/40のポートフォリオの終焉について語る

インデックス投資家のバイブルというべき名著『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者として日本でも知られているバートン・マルキール氏が、ミレニアル世代のデイ・トレードや、60/40のポートフォリオの終焉について、語っていますので、紹介したいと思います。

 

バートン・マルキール氏は、現在87才になりますが、未だに現役のようです。"Wealthfront"というロボ・アドバイザーの会社のChief Investment Officerを務められています。インデックス投資界の長老といった存在ですので、仕事のオファーは幾らでもくるのだと思います。年齢による定年退職というのは違法なアメリカですので、稼ぐ能力とやる気さえあれば、年齢を問わず、いつまでも稼げるという社会なのでしょう。ウォーレン・バフェットが現在89才、その相棒、チャーリー・マンガーは現在96才で、未だ現役の投資家ですから、投資の世界は息の長い仕事なのだと改めて思います。

 

www.marketwatch.com

 

コロナウィルスのロックダウン期間中に、多くのミレニアル世代の若者が、他の楽しみの代わりとしてデイ・トレードに夢中になっていることをどう思うかとの問いに、マルキール氏は次のように答えています。

 

私は競馬もするし、ラスべガスやアトランティックシティでギャンブルもしていたので、ギャンブルが娯楽の一つであることは、何も間違いではない。但し、ギャンブルと投資は正反対の立場にある。投資とは、個別株を買うのではなく、インデックスファンドを買い、長期にわたって保有することである。デイ・トレードを投資だと思うことは、多くの人々にとって危険なことであるし、一般的には損をすることが証明されている。

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