今日は、午前中に年一度の人間ドックを受けて、午後は確定申告に行ってきました。米国ETFの配当に対する外国税額控除、ふるさと納税、母校への寄付といった寄付金控除で、還付金を受け取るためです。まだ2月中ということもあり、近くの税務署も混雑していなかったので、スムーズに終わりました。
さて、米国株に投資している皆様にはお馴染みの世界最強の投資家、ウォーレン・バフェットが率いる投資会社、バークシャー・ハサウェイの毎年恒例の株主への手紙が、現地時間の2月24日に公表されました。「オマハの賢人」といわれているバフェットからの今年のメッセージはどんなものだったのか、私たち、個人投資家に役立ちそうな内容について簡単ではありますが、ご紹介したいと思います。
昨年度は、高額な報酬を得るヘッジ・ファンドマネージャーを厳しく批判し、低コストなインデックス・ファンドに投資することが、素人にはベストな方法であることを主張していました。
investment-journey.hatenablog.jp
今年の株主への手紙は、バークシャー・ハサウェイのホームページで公開されています。リンク先は下記の通りです。
http://www.berkshirehathaway.com/letters/2017ltr.pdf
10ページの下の方で、バークシャー・ハサウェイの株価が大きく落ち込んだ時期を例に挙げて、借金したお金でレバレッジを効かせて、株式投資をすることはやめた方が良いと言っています。短期間でも、どこまで株価が下落するのかは、誰にもわからないこと、また、仮に借りている金額が小さく、資産を直ちに危険にさらす状況でないにせよ、心が落ち着いていない状況で、まともな判断はできないということです。
◆運用成績が良くなろうと悪くなろうと、報酬は下がらない
12ページの下の方にある印象的な言葉です。12ページには、ヘッジ・ファンドに投資している高コストな5つのファンズ・オブ・ファンズとS&P500のパフォーマンスを比較しています。2008年から2017年の10年間のパフォーマンスで、S&P500の8.5%の年平均リターンを上回るファンズ・オブ・ファンズはありませんでした。S&P500のリターンを上回っていないにもかかわらず、ファンズ・オブ・ファンズやヘッジ・ファンドのマネージャーには巨額の報酬が払われているということです。
今年も頑固なまでに、バフェットのメッセージはブレていないというのが、印象です。プロの運用より、低コストなS&P500といったインデックス・ファンドに投資をした方が良い結果をもたらすというメッセージを、私も愚直に続けていきたいと思います。
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