米国現地時間、4月25日の終値で、Nasdaqが6,000ptを突破し、最高値を更新しました。
NasdaqのCEO、アデナ・フリードマン氏の見方ですが、6,000ptのマイルストーンを達成したものの、まだ上昇の余地があるといっています。
フランス大統領選の一回目の投票で、EU支持派のマクロン氏が首位となり、EU離脱強硬派のルペン氏が2位になったことで、ヨーロッパの展望に安心感がでたこと、それに加えて、トランプ政権が法人税減税を政策として打ち出したことが市場を牽引したようです。
Nasdaqが1999年末、2000年前半に3,900ptを達成した、いわゆるdotcomバブルの時には、株式投資をしていなかったので、当時の状況を余り覚えてはいませんが、dotcomと名前さえつけば何でもありという状況で、利益を上げるためのビジネスモデルは確立されていなかったように思います。化の皮がはがれるようにdomcomバブルは崩壊し、その後はリーマン・ショックもありましたが、右肩上がりで成長してきています。
現在の状況は、好調な2017年Q1決算にも裏付けされており、dotcomバブルの時と比べてファンダメンタルは手堅い状況だと思います。特にBig 5と呼ばれるハイテク企業、Apple、Microsoft、Google (Alphabet)、Facebook、Amazonは、いずれも好決算で市場をリードしています。クラウド・コンピューティング、自動運転車、AR, VR分野と今後、目指す方向性がみえていること、またBig 5のようなハイテク業界をリードする会社は、ビジョンを掲げるだけでなく、それらを実行する力が、投資家を引き付けるのだと思います。
Nasdaq市場は、アメリカ人の起業家精神の賜物、最もアメリカらしい市場だと思っています。今後も注目していきたいです。
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