投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

ロバート・シラー教授 パンデミックへの恐れは経済を不況へと陥れるかもしれない

イェール大学教授で行動経済学者のロバート・シラー教授が、パンデミックへの恐れは経済を望まざる不況へと陥れるかもしれないと、CNBCのインタビューで警告していますので、紹介したいと思います。

 

www.cnbc.com

 

今の状況は、大恐慌と同じ状況ではない。大恐慌は10年間続いた。失業率は10年後まで12%を下回ることはなかった。これは良く知られた話だ。しかし、今回はパンデミックであり、10年間続くことはない、せいぜい、1年か、2年で終わると考えるのが自然だ。

 

1930年代と現在の類似点は殆どないものの、景気の低迷は深刻であり、以前のピークに戻るまでは長い時間を要するだろうと述べています。

 

需要の低迷が、恐怖のシナリオを創り出し、我々を緊張状態に陥らせている。多くの人々がレストランに行ったり、スポーツイベントに行ったりするには数年かかるだろう。同様に、この病気を根絶するには数年はかかるであろう。

 

さらに悪いニュースは既に記録的な悪化となっている労働市場だ。人々は、失業率が近い将来20%位まで増大することを恐れて話さない。

 

木曜日には労働省が週の失業保険の申請が660万件に達したと発表した。アメリカはこの3週間で10分の1の労働者が失業し、1千6百万件の仕事が失われたことになる。労働市場は株式市場よりはるかに難しい、失業率は一気に跳ね上がり、そして緩やかに落ち着いてくるものだ。雇用が以前のように完全に回復するまでに数年はかかるだろうと締めくくっています。

 

コロナ以前は、アメリカの失業率は極めて低く、完全雇用に近い状態だったことを考えると、この水準まで戻ってくるのには、数年はかかる可能性があるということです。先がみえない状況であることに変わりはありませんが、 できることを少しずつやっていくしかないということです。リスクを取りすぎないようにして、コツコツと投資を継続する、それしかできることはないと思います。

 

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2020年4月の定期積み立て実行

緊急事態宣言が発令され、私の会社でも、2月から先行して在宅勤務が推奨されていた東京、大阪の事業所に追加して、緊急事態宣言地域外の場所にある勤務先の山梨の工場でも、製造現場以外の部門で在宅勤務が解禁されました。4月からはお客様対応以外の国内出張も原則禁止となり、当面、出張することもなさそうです。早速、明日から在宅勤務です。

 

長らく在宅勤務に反対してきた、私の会社でも、工場を含む全事業所で在宅勤務が解禁されたことになります。日本の会社は自力で変わることは難しいですが、コロナのような外圧を受けると変わるのが早いと思います。

 

今回のコロナ対応で明らかになったのは、日本社会のあらゆる仕組みが緊急事態を想定していないこと、どんな状況下であろうと、個人の自由、私権を侵害してはいけないというスタンスで、戦後の日本はやってきましたが、 その限界が明らかになったと思います。

 

そのための一つの策が、マイナンバーをもっと活用すべきではないかいうことです。個人の所得の把握、納税記録、個人の信用スコアの紐付け、場合によっては、個人の購買情報もです。把握できていないから、判断が遅くなる。また自己申告といった旧態依然の方法しか選択できず、不明瞭な線引きとなり、当然、不正も起きやすくなります。お金を本当に必要としている人に迅速に配る、マスクの買い占めを防止するといった緊急事態への有効な対応ができないのです。このような話になると、日本ではすぐに人権の侵害だ、差別だと騒ぐ人がいますが、21世紀のフェアーな社会を築くためには、マイナンバーの活用による最低限の個人の管理は必要なことだと思います。 

 

4月の積み立て投資ですが、個人向け国債を除いた下記の商品について、一昨日の7日に、通常通りに全ての買付が終了し、約定しました。個人向け国債(変動10年)は、申し込みをしましたが、約定は4月末となります。米国市場はようやく持ち直してきた印象ですが、このような状況でも、淡々と積み立てるだけです。

 

◎積み立てNISA口座 

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) マネックス証券

 

◎特定口座

ニッセイTOPIXインデックスF 楽天証券

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 楽天証券

たわらノーロード 先進国リート 楽天証券

個人向け国債(変動10年) マネックス証券 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 楽天証券楽天ポイント投資

 

投資信託の定期積み立ては、通常通りに終了しましたが、今月も米国ETFの買い付けを行なうつもりです。具体的には、バンガードETF VOOを買いたいと思います。

 

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2020年3月末のポートフォリオ状況

激動のような3月が終了しました。私のポートフォリオも、大きなダメージを受けましたが、今となってはどうしようもありません。再度、仕切り直しだという気持ちで、コツコツと毎月、積み立てていくしか方法はありません。

 

私の担当する自動車向け電子部品ビジネスも、3月は何とか踏みとどまりました。但し、自動車メーカーの相次ぐ工場の稼働停止のニュースがでてきていますので、4月から6月の第2四半期には大幅な売上ダウンとなることは間違いありません。これから厳しい状況になってくるということです。どの位下がるのか、いつまで続くのか、全くみえていない状況です。

 

◆新目標ポートフォリオ

f:id:saintlouis:20200401212053p:plain

 

◆2020年3月末ポートフォリオ

f:id:saintlouis:20200401212116p:plain

 

予想していた以上に株式クラスがダメージを受けています。日本株、先進国株、新興国株の合計の株式比率は58%となり、60%を切りました。J-REIT、先進国REITもダメージを受けています。債券ETFであるバンガードETF BNDも下げている印象がありましたが、相対的にはダメージは小さかったようで、先進国債券の比率が上がっています。

 

2020年3月末の保有資産一覧

日本株

個別株:資生堂(4911)、NTTドコモ(9437)

eMAXIS 日経225インデックス

ニッセイ TOPIXインデックスF ★

バンガードETF VTの日本株部分

◆先進国株式

eMAXIS 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 

SMT グローバル株式インデックス

楽天・全米株式インデックス・ファンド(積み立てNISA口座) ★

バンガードETF VOO

バンガードETF VTの先進国株部分

バンガードETF VTI

バンガードETF VYM

新興国株式

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス ★

バンガードETF VTの新興国株部分

バンガードETF VWO

◆日本債券

eMAXIS 国内債券インデックス

SMT 国内債券インデックス

個人向け国債(変動10年) ★

◆先進国債

eMAXIS 先進国債券インデックス

バンガードETF BND

◆日本REIT

個別REIT星野リゾート・リート(3287)、ジャパンリアルエステイト(8952)、東急リアル・エステート(8957)、日本ロジスティックスファンド(8967)、日本賃貸住宅投資法人(8986)

◆先進国REIT

SPDRダウ・ジョーンズREIT ETF RWR

たわらノーロード 先進国リート ★

★は、毎月積み立てを行なっている投資信託・債券となります。

は、毎月、楽天ポイントで積み立てを行なっている投資信託となります。

 

今回の暴落を経験して、やはりリスクを取りすぎないこと、無理をしないことに重点を置いて投資を継続していこうと改めて思いました。

 

3月は、米国ETFからの配当に対する外国税額控除の確定申告に行き、先日、還付金が無事、振り込まれました。また、米国ETFからの配当も入ってきましたので、これも全額、再投資にまわす予定です。4月は通常の投資信託・個人向け国債の積み立てと、バンガードETF VOOを追加購入するつもりです。

 

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セミリタイアを当初の予定通りできるのか

本ブログでも何度か表明していますが、2021年末でサラリーマンに区切りをつけて、個人事業主になり、個人としてやりたいことをやることを以前から人生の目標にしていましたが、今回のコロナショックの暴落で、現在、山梨で住んでいる場所の周辺で、小さな安い中古の戸建が十分買えるレベルの金額が消えていきました。セミリタイアを当初の予定通りできるのかどうか、この2週間、色々と考えていました。

 

1月末頃までは、このまま株式市場が2020年も好調なら、当初の予定から、一年前倒しで、2020年末でセミリタイアをするのもありかなと考えていましたが、この一ヶ月で世界はすっかり変わってしまった、各国戦時体制のようになってしまったというのが正直な印象です。

 

今回のような突然の暴落に襲われると、いざセミリタイアを実行するには、起こりうるあらゆるリスクを想定して、周到な準備・根回しをしておく、そういう能力がないとセミリタイアを実現するのは難しいと改めて思いました。

 

現在、私は部下なし管理職で、担当している自動車向けビジネスの事業部の事業企画は私一人しかいません。事業部長の直属スタッフというポジションです。法律的にはOKですが、一ヶ月前に突然辞めることを伝えても、代わりがいないため、辞めさせてもらえないのではという不安があります。外部から誰かを採用するにせよ、山梨の小さな町で日本人を雇うことすら、非常に難しいのが現実です。年末に辞めるのであれば、遅くとも7月の夏のボーナスをもらった時点で、年末には辞めることをきっぱりと伝えて、早く外部からの採用を進めてもらわないと、年末にスムーズに辞められないリスクがあると思います。外資系IT企業のように人の出入りに慣れていないこともあり、採用も正直、下手な会社なので、半年以上、管理職ポストが空いたままということも、しばしば社内で起きていますので、早めに自分の意思を伝えておくことが重要になると思いました。

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バンガードETF VTIを追加購入しました

今週は仕事も思うように進まず、株価は見るのも嫌になるような下落相場の連続で憂鬱な気分で過ごしました。追い打ちをかけるように、昨夜、現地時間3月12日の米国株式市場では、ダウが、2,332ドルの下落と凄まじいものがありました。

 

落ちたナイフを掴みにいくような状況でしたが、昨夜、バンガードETF VTIを追加購入しました。今年は米国ETFを毎月買うと決めているので、その方針に従って、どんな相場状況であろうと、ひたすら買っていくということです。

 

昨夜は寝る前に購入して、朝、起きたら、更に大幅に下がっているという状況でしたが、そんなにタイミング良く買えるはずもありませんので、細かなことは気にしないようにしたいものです。

 

バンガードの日本版のホームページに、バンガードの現CEO、ティム・バックリーからのコロナウィルスに関してのメッセージが掲載されていました。

 

www.vanguardjapan.co.jp

 

コロナショックというべき、この暴落相場であっても、バンガードの創業者、故ジャック・ボーグルが繰り返し唱えていたパワーワード "Stay the course"、日本語訳では「航路を守る」という大原則に従うことだという、シンプルながら力強い普遍的なメッセージです。

 

市場のタイミングを見計らおうという気持ちに負けてはなりません。それは負けの戦略です。バンガードの調査では、リターンを追い求めると、航路を守った時に比べて年間1.5%の損失を出すことが、過去の事例からわかっていますと述べています。ジタバタする必要はないし、素人がタイミング良く売買して暴落相場を乗り切るといったことはしない方が良い、結果的にそれは負けの戦略になるということです。

 

私は2005年に本格的に投資を始めて以来、バンガードの商品に投資をしてきました。バンガードと共に投資をしてきたと言っても過言ではありません。インデックス投資は退屈だと思われるかもしれませんが、私は"Stay the course"でいきたいと思います。 

 

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