本ブログでも何度か表明していますが、2021年末でサラリーマンに区切りをつけて、個人事業主になり、個人としてやりたいことをやることを以前から人生の目標にしていましたが、今回のコロナショックの暴落で、現在、山梨で住んでいる場所の周辺で、小さな安い中古の戸建が十分買えるレベルの金額が消えていきました。セミリタイアを当初の予定通りできるのかどうか、この2週間、色々と考えていました。
1月末頃までは、このまま株式市場が2020年も好調なら、当初の予定から、一年前倒しで、2020年末でセミリタイアをするのもありかなと考えていましたが、この一ヶ月で世界はすっかり変わってしまった、各国戦時体制のようになってしまったというのが正直な印象です。
今回のような突然の暴落に襲われると、いざセミリタイアを実行するには、起こりうるあらゆるリスクを想定して、周到な準備・根回しをしておく、そういう能力がないとセミリタイアを実現するのは難しいと改めて思いました。
現在、私は部下なし管理職で、担当している自動車向けビジネスの事業部の事業企画は私一人しかいません。事業部長の直属スタッフというポジションです。法律的にはOKですが、一ヶ月前に突然辞めることを伝えても、代わりがいないため、辞めさせてもらえないのではという不安があります。外部から誰かを採用するにせよ、山梨の小さな町で日本人を雇うことすら、非常に難しいのが現実です。年末に辞めるのであれば、遅くとも7月の夏のボーナスをもらった時点で、年末には辞めることをきっぱりと伝えて、早く外部からの採用を進めてもらわないと、年末にスムーズに辞められないリスクがあると思います。外資系IT企業のように人の出入りに慣れていないこともあり、採用も正直、下手な会社なので、半年以上、管理職ポストが空いたままということも、しばしば社内で起きていますので、早めに自分の意思を伝えておくことが重要になると思いました。
また、セミリタイア後に住む家・場所も問題です。現在は会社契約の借り上げ社宅扱いの賃貸物件に住んでいますが、退職して社員でなくなれば、速かに立ち去らなければなりません。ですので、退職時には次の住処を決めておく必要があります。退職してからは時間があるので、ゆっくりと時間を掛けて、次の住処を探すということは出来ないのです。
サラリーマンを辞めたら社会的信用は一気に無くなるので、その時は中古の家をキャッシュで買おうというのが基本的な不動産に対する考え方です。現在、生活防衛資金として保有している預金、2年分の生活費が原資となります。
セミリタイア後に住む場所もまだ決めきれていません。現在住んでいる山梨の甲府盆地の中の小都市での暮らしも思っていたより快適で、悪くはありません。住み慣れた神奈川県に戻る選択もありですが、キャッシュで買える範囲の家となると、神奈川県の西側の先の方まで行かないと難しいかなと思っています。
今のところ、2021年でセミリタイアをするという目標を断念するつもりはありません。私は独り身で、結婚していた時の持ち家だったマンションも売却し、ローンも完済していますし、離婚した際の慰謝料等、抱えている負債は一切ありません。そういうこともあり、なければ、ないなりに生活するということも可能な立場ではあります。
来年、株式市場がどこまで回復してくるかは不透明なままですが、毎月の投資信託の積立と、米国ETFの購入は方針を変えることなく、淡々と継続していくつもりです。今回の暴落がきっかけとなり、改めてセミリアイアへの課題が明らかになったのは良かったと思います。課題を一つ一つ解決して、今の職場で禍根を残すことなく、静かにサラリーマンを辞めていきたい、そう願っています。
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