投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

バンガード新CEO サリム・ラムジー氏について

バンガード社のHPにて、約1ヶ月前の5月14日に発表された新CEOのサリム・ラムジー氏ですが、発表時のプレスリリースからは競合会社のBlackrockの出身で、名前、顔をみる限りおそらくインド系かなと、正式な就任日は7月8日からということ位しか、わかりませんでした。

 

corporate.vanguard.com

 

3月にティム・バックリー氏の退任が発表された時は、後任の有力候補として、内部昇格でグレッグ・デービス氏がおそらく後任のCEOになるのではないかと予想していましたので、バンガード社創業以来、初めてとなるCEOの外部登用であり、しかも競合他社であるBlackrock出身ということで意外な感じがしました。

 

investment-journey.hatenablog.jp

 

日本のメディアでは殆ど情報がありませんが、発表から約1ヶ月が経過し、アメリカのメディアでは新CEOのサリム・ラムジー氏とはどのような人物なのか、少しずつ情報がでてきましたので、それらの記事に目を通した私なりの解釈ですが、紹介したいと思います。

ラムジー氏は生まれはアフリカのタンザニアでインド系の両親の元に生まれ、育ったのはカナダになります。カナダに渡ったインド系移民の両親は高校すら卒業しておらず、決して裕福な家庭で育った訳ではなかったようですが、子供に良い教育を受けさせることには理解があったようです。

 

そのようなこともあり、カナダのトロント大学に進み、経済学と政治学の学士号を、その後はイギリスの名門、ケンブリッジ大学で法学の修士号を取得しました。

 

初めての就職先は世界銀行パキスタンに赴任し、現地の人々にマイクロファイナンスの実践方法を教えていたようです。その後は銀行を顧客とする弁護士としてロンドンと香港を拠点として仕事をしていました。その次は戦略コンサルティングとして有名なマッキンゼーでファイナンシャル・マネジメントのコンサルとして仕事をして、シニア・パートナーになっています。

 

Blackrockでは、ETFのiShare部門のトップを務めており、BlackrockのBitcoin ETF、IBITの商品開発にも関わっていたようです。

 

金融の世界は、現場からの叩き上げという人も多いですが、Blackrock加入前にも、開発経済、弁護士、コンサルといった多様な職務経歴を持っており、発展途上国から先進国まで、海外経験も豊富な人であるという印象を受けました。

 

コンサル時代からReinvention(再発明、再創造)を重視する人であるようですので、バンガードの投資哲学、長期、分散、低コストを尊重しつつ、Reinvention(再発明、再創造)された商品を打ち出してくる可能性はあると思います。バンガード社でもBitcoin ETFがリリースされるかもしれません。

 

バンガード社は上場会社ではありません。私も含めてバンガード社の金融商品保有している投資家一人一人がバンガード社の株主でもあります。株主に報いることが、我々投資家の利益に直結するような構造になっています。新CEO サリム・ラムジー氏の手腕に期待したいと思います。

 

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