投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

東大卒でFIREする人は今後増えていくのではないかと予測

先週、話題となった東大卒30代エコノミストもFIREしたいという記事ですが、東大卒でFIREする人は、今後、増えていくのではないかと予測しています。

 

jbpress.ismedia.jp

 

最近の東大生の希望就職先は、従来人気だった官僚、日系の伝統的な大企業(総合商社は除く、いわゆるJTC)への就職はすっかり人気がなくなり、戦略コンサルティング外資投資銀行が人気となっています。最初から終身雇用で60歳まで勤務することを前提としない職場であることが特徴で、早い内に専門的でお金になるスキルを身につけられる、20代の若い内から、がっちり稼げる、高給取りな職場が人気ということです。インデックス投資で資産形成をするにせよ、入金力が鍵になりますので、東大生は、最初からFIREに有利な職場を選んでいるともいえます。

これらの東大生の人気就職先であるコンサル、投資銀行は、アメリカのビジネス・スクール(MBA)の人気就職先ともほぼ一致しています。私がカリフォルニアに留学していた20年前に、平日のゴルフ場で出会ったアーリーリタイア達成者、特に40代でリタイアした人達のキャリアは、コンサル出身者と投資銀行、あるいはベンチャー・キャピタル出身者が圧倒的に多かったです。勿論、完全リタイアしている人ばかりではありません。サラリーマンを辞めた後、個人コンサルとして仕事をしている、個人でファンドを立ち上げてファンド・マネージャーをしているという人もいました。

 

20年前の当時、FIREという言葉はまだ一般的ではありませんでしたが、できるだけ早い内に稼いで、後は個人としてやりたいことをしたい、このような生き方を目指すアメリカ人の友人は沢山いました。FIREを目指すことは特別なことではない、いつまでもサラリーマンとして働くのは嫌だ、個人としてやりたいことをしたいという生き方は、私のその後の生き方にも大きな影響を与えました。アメリカでは、年齢による定年退職は違法なため、何歳になったので退職するという社会的通念がないということも背景にあります。20年が経過して、日本でも会社に頼らず、個人としてやりたいことをする生き方を目指す人が増えてきたということではないでしょうか。

 

この9月末で、私の大学時代のサークルの同期、後輩がFIREすることになりました。今回意外だったのは、二人共、転職経験がなく、新卒として入社以来、同じ日系の会社に30年以上勤務して退職、FIREしたということです。辞めたいという話も一切聞いていなかったので、少なくとも60歳の定年までは勤務するだろうと思っていました。

 

同期は専門商社勤務、後輩は総合電機メーカー勤務でした。同期は、昨年度から日本百名山の登頂を趣味にしており、当面の間、百名山制覇に向けて専念するようです。飲むのが好きな後輩は、自分の居酒屋開業に向けて頑張っていくとのことで、私の周りでもFIRE仲間が徐々に増えていくのは非常に楽しみです。

 

宜しければ応援お願い致します!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村