投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

バンガードETF VTIが20周年を迎えました

バンガード社が、最初のインデックスETFとして、2001年5月24日に世に送り出したETF、Vangurad Total Stock Market ETF (VTI)が、この6月で20周年を迎えました。

 

私のポートフォリオの中心として位置付けている金融商品の一つが、このVTIになりますが、改めて、この商品の特徴を紹介したいと思います。バンガードの投資哲学である「長期、分散、低コスト」を最も体現している商品の一つだと思います。

 

・米国株式市場の投資可能銘柄、約4,000銘柄に投資可能で、分散投資が可能。

・米国の大型株だけでなく、中・小型株まで幅広くカバー。

・経費率は、ETFの中でも最安値の0.03%と、非常に低コスト。

 

advisors.vanguard.com

 

VTIが、この20年でもたらした変革は何でしょうか。上記のバンガード社のサイトによると、

 

・継続的に経費率の引き下げを行ってきたことにより、投資家により多くのリターンをもたらした。

 

・米国株式市場全てをカバーする包括的なインデックス投資が投資家にとって、最良の選択であると位置付けた。

 

ETFを短期的な市場取引のためのツールから、バイ・アンド・ホールドを基本とする長期投資のツールとして概念を変えた。

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バンガードETF VYMを追加購入しました

本日、6月20日を以って福岡県の緊急事態宣言の解除となり、まん延防止等重点措置への移行になります。県内主要都市(北九州市、福岡市、久留米市)での飲食店の20時までの営業制限、酒類の提供に関する19時オーダーストップの制限も継続されるようですので、あまり状況は変わらないかなと思います。私の勤務先の事業所でも、ついにコロナ陽性者がでてしまったこともあり、GW明けから、一切、外食はしていません。福岡は美味しいものが沢山あるので、行ってみたいお店を色々と調べて、リストアップしているのですが、まだ実行出来ていません。もう少し、我慢しないといけない状況です。

 

先週の金曜日に、高配当株式ETFのバンガードETF VYMを追加購入しました。現地時間、6月18日のアメリカ市場は、ダウが5日連続の下落、533ドル安(▲1.6%)で終わりました。インフレが加速、過熱していることから、FRBの早期利上げ観測が強まったことによる売りということになります。

 

現地時間、6月17日の CNBCのHalftime Reportのインタビューで、いつも強気のジェレミー・シーゲル教授が登場していますので、シーゲル教授の見解を紹介したいと思います。

 

www.cnbc.com

 

シーゲル教授は、まず、FRBの声明に驚きはない、この2、3ヶ月の間にFRBのテーパリングプランが発表され、おそらく来年には利上げが実施されるであろう。このことにより、市場に何かパニックが引き起こされるかといえば、全くそのようなことはないと明言しています。逆に、もし、FRBが今回、将来の利上げを睨んだ声明をしなかったら、むしろその方が心配だったと述べています。

 

パウエル議長は、優れたコミュニケーターである。この2、3ヶ月先の消費者物価指数(CPI)のデータが極めて重要になる。インフレ懸念が単に短期的なものでないという確証が得られれば、FRBはテーパリングプランと利上げを睨んだ政策を加速するであろう。前代未聞の流動性拡大によって、マネーサプライが20%上昇した。これにより、1年間で20%のインフレになる訳ではないが、この数年で5%〜7%のインフレになる可能性はある。これは FRBが常に目標として掲げている2%程度のインフレターゲットを遥かに上回るものだからだ。

 

シーゲル教授のコメントの後で、おそらくペンシルバニア大学ウォートン・スクールの卒業生で、シーゲル教授の授業を受けていた方が、FRBが2023年の利上げの見通しを発表したが、それまでに約2年間の時間があり、景気の予想も不確実性がまだまだあるのではないかと質問しました。シーゲル教授は、それに関しては、同意する。不確実性はある。前代未聞の流動性拡大は、コロナ禍での経済政策としては正しいが、いつかは経済を通常状態に戻す必要があると述べています。

 

確かに、米国株式市場は、前代未聞の流動性拡大により、力強く回復し、私もその恩恵を受けていますが、この状態がいつまでも続く訳ではないということだと思います。 

 

来月、7月の2週目には夏のボーナスが支給される予定です。今年の夏のボーナス投資は、バンガードETF BNDを追加購入する予定です。ポートフォリオの株式比率が高くなり過ぎており、リスクの取りすぎになっていますので、債券を追加購入して、ポートフォリオを引き締めていきます。株式市場が好調だからといって、調子に乗りすぎないことが、長期投資では重要であると改めて思います。

 

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2021年6月の定期積み立て実行

今週は下期の予算を検討する会議が終わり、この2週間は、怒涛のように仕事をしていましたが、ようやく少し落ち着きました。昨夜、現地時間の6月10日に公表された5月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比5.0%の上昇と、市場予想の4.7%を上回る上昇でしたが、S&P500は過去最高値を更新しました。

 

このインフレ懸念は、どうみれば良いのでしょうか。現地時間の6月10日のCNBCの記事ですが、インフレは予想以上に激しかったが、あくまでも一時的なものであり、FRBの金融緩和政策に直ちに影響を及ぼすものではないと言っています。

 

一時的といえる理由として、この記事では、大幅な価格の上昇がみられたのは特定の品目/サービスに限られたからという理由のようです。コロナのパンデミックの影響で経済活動がロックダウンしていた状態から、通常の状態に戻る過程で起こった価格の上昇であるとも言えそうです。ホテル代、レンタカー、中古車、スポーツイベント、レストラン(外食)等で、価格の上昇がみられたようですが、これらは、人々の生活が通常の状態に戻りつつあることで、価格も通常の状態に戻りつつあるだけなので、一時的なものであると市場関係者はみているようです。

 

www.cnbc.com

 

6月の積み立て投資ですが、個人向け国債を除いた下記の商品について、一昨日の9日に通常通りに全ての買付が終了し、約定しました。個人向け国債(変動10年)は申し込みをしましたが、約定は6月末となります。

 

◎積み立てNISA口座 

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) マネックス証券

 

◎特定口座

ニッセイTOPIXインデックスF 楽天証券

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 楽天証券

たわらノーロード 先進国リート 楽天証券

個人向け国債(変動10年) マネックス証券 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 楽天証券楽天ポイント投資

 

今月も、引き続き米国ETFの追加購入を行なっていきます。注目は、6月15日、16日のFOMCだと思います。FRBによる量的緩和の縮小といった政策への転換がみられるかどうかに注目しています。今のところ高配当株式ETFのバンガードETF VYMを追加購入しようと思いますが、 FOMCの結果を待ってから追加購入することを考えています。

 

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2021年5月末のポートフォリオ状況

私の会社は12月決算ですので、6月は上期末となり、下期の予算の見直しを行なっています。昨年のこの時期はコロナの影響が直撃し、自動車向けのビジネスの売上は半減、当時いた山梨の工場は一時帰休の実施と散々な状況でしたが、今年は、比較的順調です。自動車業界では半導体不足がいわれていますが、逆にその他の部品は安全在庫を多めに確保しようとしているようで、私の会社にも、注文が多めにきているようです。

 

5月末のポートフォリオ状況ですが、米国株はSelll in Mayと言われていますが、好調でした。先進国株の比率は53%で前月と変わらず、日本株新興国株を含めた株式比率は64%と高いままです。先進国REITは5%と若干増えています。SPDRダウ・ジョーンズREIT ETF RWRが、6月2日の終値で106.66ドルと52週高値を更新するなど、米国不動産市場も活況になってきている、ワクチンの普及が進み、米国経済は株高だけでなく、実態経済も回復基調にあると思います。

 

◆新目標ポートフォリオ

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◆2021年5月末ポートフォリオ

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2021年5月末の保有資産一覧

日本株

個別株:資生堂(4911)

eMAXIS 日経225インデックス

ニッセイ TOPIXインデックスF ★

バンガードETF VTの日本株部分

◆先進国株式

eMAXIS 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 

SMT グローバル株式インデックス

楽天・全米株式インデックス・ファンド(積み立てNISA口座) ★

バンガードETF VOO

バンガードETF VTの先進国株部分

バンガードETF VTI

バンガードETF VYM

新興国株式

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス ★

バンガードETF VTの新興国株部分

バンガードETF VWO

◆日本債券

eMAXIS 国内債券インデックス

SMT 国内債券インデックス

個人向け国債(変動10年) ★

◆先進国債

eMAXIS 先進国債券インデックス

バンガードETF BND

◆日本REIT

個別REIT星野リゾート・リート(3287)、ジャパンリアルエステイト(8952)、東急リアル・エステート(8957)、日本ロジスティックスファンド(8967)、大和証券リビング投資法人(8986)

◆先進国REIT

SPDRダウ・ジョーンズREIT ETF RWR

たわらノーロード 先進国リート ★

★は、毎月積み立てを行なっている投資信託・債券となります。

は、毎月、楽天ポイントで積み立てを行なっている投資信託となります。

 

当面は、リスクを若干取りすぎであることを認識しつつ、毎月の米国株ETFへの投資は継続していきます。7月には夏のボーナスが支給される予定ですが、ボーナスは手堅く債券への投資、バンガードETF BNDを追加購入して、ポートフォリオを引き締めていきたいと思います。

 

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バンガードETF VTIを追加購入しました

 九州は北部、南部共に梅雨入りしていますが、先週は殆ど雨でした。夜中に窓や壁に当たる雨音で、思わず起きてしまうほどの激しい雨で、これ程の激しい雨は、元々雨が少ない地域ということもありますが、山梨で生活していた時は経験しなかったことです。関東に台風が上陸しても、山梨の甲府盆地の中は、激しい雨にはならないことが多かった印象です。やはり、九州は雨の日が多い、しかも激しい雨が降るという印象です。自動車通勤ですので、平日はそれ程気にはなりませんが、週末が雨になると、ランニングが思うようにできないのが、気になります。週末、雨でない時は、少しでも頑張って走って、距離を稼がないといけません。

 

先週の木曜日に、バンガードETF VTIを追加購入しました。高配当株式ETFのVYMにするか最後まで迷っていましたが、VYMは、3月と4月に2ヶ月連続で購入したので、今回はVTIにしました。

 

現地時間の5月18日、久しぶりですが、私も大好きなインデックス投資の名著『敗者のゲーム』の著者として知られているチャールズ・エリスが、CNBCのインタビューで、インデックス投資は、以前にも増して強力なものになっていると話をしていますので、紹介したいと思います。

 

www.cnbc.com

 

以前にも本ブログで紹介しましたが、もう10年位前の話ですが、青山学院大学で、チャールズ・エリスの公演を聞いたことがあります。それ以来のファンです。

 

investment-journey.hatenablog.jp

 

英語版にはなりますが、名著『敗者のゲーム』の第8版が、現地時間の5月18日にリリースされたことを受けてのインタビューだったようです。

 

昔は、アクティブ投資は楽しいものだった。能力があり、一生懸命働く人であれば、容易に達成できることであった。しかし、時代は変わった。昔は有用な情報は限られた一部の人だけのものだったが、しかし、そのような情報は、現代では皆が平等に持てる時代になっている。

 

過去15年〜20年で、90%のアクティブ投資のマネージャーが市場平均に勝つことができない、また市場平均に勝てたとしても、その差は僅かなものになっている。

 

コスト、費用、税金を考慮すると、アクティブ投資は、インデックス投資に太刀打ちできない。まして、個人投資家レベルの話であれば、なおさらだ。

 

人生の教訓として、より多くの宿題をやって、一生懸命働き、より多くのチャレンジをすれば、成功する。これは多くの場合に当てはまるが、当てはまらないものもある。現代では、それがアクティブ投資である。

 

ベストな投資の要素としては、長期に渡り投資をすることに注力する、分散投資を心がける、コスト、費用、税金に細心の注意を払う、そして航路を守ることだ(Stay the Course)と締めくくっています。

 

最後にバンガード創業者、故ジャック・ボーグルの投資哲学、Stay the Course、航路を守る、市場に居続けるが、出てきたのは意外でしたが、インデックス投資は、これが何よりも重要なことであるということを再認識しました。『敗者のゲーム』第8版の日本語版も、いずれはリリースされるのでしょうか。楽しみに待ちたいと思います。

 

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