投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者 バートン・マルキール氏 50周年記念版の出版について語る

今週、米国では、インデックス投資を世に広めた不朽の名著、『ウォール街のランダム・ウォーカー』の50周年記念版が出版されたようです。

 

インデックス投資のレジェンドの一人、著者のバートン・マルキール氏は、プリンストン大学の名誉教授、バンガード社の創業者、故ジャック・ボーグル氏の親しい友人でもあり、バンガード社の取締役を28年間、勤めました。

 

 

ウォール街のランダム・ウォーカー』の内容は、最初の出版から50年が経った現在でも妥当で適切なものであるという内容について、著者のバートン・マルキール氏がCNBCのインタビューで語っていますので、要点を紹介したいと思います。

 

www.cnbc.com

 

インデックス投資は最適な戦略であり、インデックスファンドは全ての人のポートフォリオの中心に据えるべきものだ。S&P社の統計によると、毎年、3分の2のアクティブファンドマネージャーは、インデックスファンドを下回っている。10年あるいはそれを上回る期間では、90%のアクティブファンドマネージャーはインデックスファンドを下回っている。平均的には、アクティブファンドマネージャーは、年1%程、市場平均のリターンを下回っているのだ。

 

効率的な市場とは、株式の価格は常に正しいということではない。価格は、時には間違っていることもある。効率的な市場では、誰もが価格は高すぎるとも低すぎるとも言えないのだ。市場は完璧に効率的であるとは言えないし、とんでもない間違いを起こすこともある。但し、市場を打ち負かそうとするのは非常に難しい。

 

幅広いインデックスを網羅しているETFが望ましい。特別な分野のアクティブな性質ものは好まない。またレバレッジを掛けたものは、ギャンブル的な要素が強く、投資には向かない。

 

ポートフォリオは幅色く分散されるべきだが、その度合いは、人と状況によって異なる。若い人であれば、ドルコスト平均法を使って、インデックスファンドのみに投資をしていくべきだ。60%株式、40%債券のポートフォリオは、若い人には勧めない。70代、あるいは80代の投資家であれば、債券を適宜、織り込むことは適切である。

 

昨年、S&P500は、約20%下がった。2023年の株式市場に対する期待はという問いに対して、近い将来の予測はしない。誰もが一貫性のある予測はできないからだ。但し、CAPEに基づく、長期の株式市場の予測は可能だ。今日のCAPEは、過去の平均を上回る水準にある。今後10年間の株式のリターンは、過去の長期のリターン、9%〜10%を下回るものになるだろう。投資家は、控えめになるべきで、過去の歴史的平均値の半分位のリターンしか得られないかもしれない。

 

いかがでしたか。インデックス投資の優位性については、揺るぎないものになっていると思います。但し、そのリターンについては、過去のような圧倒的なものを期待するのは難しい状況になっていると思いますが、適切なリターンさえ得られれば、それはそれで良いことですので、継続をしていきたいと思います。

 

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