3回目のモデルナワクチン接種後の副反応でしたが、2回目と比べると軽い症状、土曜日の午後に37.5度の発熱程度で済みました。解熱剤を服用して一晩寝たら、今日の朝には平熱に戻り、ややだるかった体調もすっかり回復しました。
米国株の下落局面が続いています。現地時間5月21日の金曜日も、ダウは一時、600ドル以上も下げる展開になりました。ダウは8週連続の下落となり、世界恐慌の1932年以来の90年ぶりの下落だったようです。
この記事をみてしまうと、私も全く不安がないと言ったら嘘になりますが、このような下落局面こそ長期投資の基本に立ち返るべきであり、百戦錬磨の偉大なる投資家のアドバイスに耳を傾けるべきだと思います。
5月17日付のCNBCの記事になりますが、オマハの賢人、世界最強の投資家であるウォーレン・バフェットは、株式市場の乱高下するような局面では、マーケットの動きを気にし過ぎないようにすべきだと、アドバイスしています。
投資家とは、良い会社を10年、20年、30年にわたって所有することである。売ったり買ったりを繰り返していては、良い結果は生まれない。長期にわたって良い会社を所有することが、大きな利益となる。株式投資とは、このようにすべきだと述べています。
これは知られている話ではありますが、バフェットはS&P500のような充分に分散された、低コストのインデックスファンドを長期にわたって保有することを勧めているのです。
インデックス投資のレジェンド、バンガードの創業者、故ジャック・ボーグルも、株式を長期にわたって保有すべきという同じようなアドバイスをしています。所有している株式を売って損失を避けようという感情が、投資家を敗北へと追い込むと言っています。リーマンショック級の大暴落局面に遭遇しても、航路を守りなさい、自分のリスク許容度に合う形で市場に居続けなさい、絶対に市場から退場してはいけないと述べています。
私も本格的に投資を始めた2005年から今日に至るまで、米国株式市場に投資を続けてきましたが、この市場に居続けることの重要性というのは、なんとなくそうした方が良いのではないかといった感覚的なものでは決してありません。データによって実証されています。
インデックス投資の名著、「敗者のゲーム」の著者、チャールズ・エリスは、「稲妻が輝く瞬間に市場に居合せなければいけない」という名言を残しています。
株式のリターンの大部分は、一部の上昇相場で生み出されており、この一部の上昇相場を「稲妻が輝く瞬間」と呼んでいます。この「稲妻が輝く瞬間」に株式市場に参加していることが重要なのです。
「敗者のゲーム」原書第8版からの引用になりますが、1980年から2016年、36年間のデータに基づいて、稲妻が輝く瞬間、ベスト10日〜30日の上昇日を逃した場合のリターンの影響を見てみることにしましょう。
ベスト10日〜30日の上昇日を逃してしまうと、リターンは2.2%〜5.0%も低下してしまうことがわかります。この稲妻が輝く瞬間をタイミングよく予測することは、我々のような素人投資家にとって不可能であることは明らかです。
航路を守ること、市場に居続けること、絶対に市場から退場してはいけないことの重要性を、今回はご紹介しました。厳しい下落局面が続いていますが、このような局面こそ、コツコツと投資を継続していくことが何よりも重要です。
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