投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

バンガード社のレポート 投資家はリセッションに対して過剰反応すべきではない

台風11号は九州北部に接近してきていますが、ようやく雨が降り始めた程度で、強い風を感じる状況ではありません。今日の深夜、明日の朝には最接近してくるものと思います。明るい内に、ベランダに出してあったものは、全て室内に取り込み、台風への準備はしておきました。

現地時間の8月30日、一週間程前の記事になりますが、投資家はリセッションに対して過剰反応すべきではないという興味深いレポートが、バンガード社のHPにアップされていましたので、ご紹介したいと思います。

 

investor.vanguard.com

 

投資家はリセッションに突入した時、ポートフォリオを調整すべきかどうか、あれこれと考えるものだ。しかし、歴史を振り返ってみると、企業収益の成長が戻ってくることを期待して、株式はリセッションの最中にリバウンドを始めることが多いのだ。

 

 

このチャートは、1973年から2021年までのS&P500インデックスの年率リターンを示している。7つの灰色の棒グラフは、リセッションの期間を示している。全てのケースに共通してみられることだが、株式市場は、経済が縮小している最中にもかかわらず、リカバリーを始めることが多いのだ。

 

・株式市場の回復は、リセッションが始まったすぐ後に始まる。

過去50年間の内、株式の回復が最も早く始まったケースは、2020年のリセッションの時で、2ヶ月後には回復が始まった。最も遅かったケースは、2007年から2009年のリセッションの時で、16ヶ月後に回復が始まった。

 

・リセッションの期間は、大部分の投資家が想定している時間軸と比較すると、短い。

過去の7回のリセッションの期間は異なる。短いものでは、2020年のケースで僅か2ヶ月間、長いもので18ヶ月、これは2008年の世界金融危機(いわゆるリーマンショック)の時のケースである。

 

・我々、バンガード社の一貫したリセッションに対する助言は

アメリカ、あるいは他の国、他の地域がリセッションに突入しようと、投資家は、最新の経済ニュースに対して過剰反応すべきではない。よく考えられた長期的な計画にあくまでも固執すべきである。市場に対してタイミングを図るような努力は、投資家に恩恵をもたらさないという事実である。

 

いかがでしょうか。今年も年末まで、あと何回、どの位の利上げが行われるのか、物価上昇2%に戻すまでは、当面の間、高い政策金利が続くという見方もあります。株式市場にとって、当面、逆風が吹き続けるかもしてませんが、ジタバタすることなく、規律を守って航路を守る、市場に居続ける投資を続けていきたいと思います。

 

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