投資という名の長い旅

インデックスファンド、米国ETFを活用した長期投資で、2024年1月にセミリタイア、FIREを達成しました。市場に居続けながら、FIRE生活を楽しんでいきます。

バンガード社の労働市場のレポート 求人率・離職率共にスローな傾向に

ようやくSBI証券からNISAの金融機関変更書類が届きましたので、本日、マネックス証券から届いた「非課税口座廃止通知書」と共に、郵送しました。後は、SBI証券でNISA口座が無事に開設されるのを待ちたいと思います。

現地時間、1月29日、バンガード社のHPの記事になりますが、バンガードの労働市場に対する見方を紹介したいと思います。

 

2023年12月末までのデータになりますが、求人率も離職率も共に2023年は低下傾向にあり、2024年は失業率の増加により、マイルドなリセッションが起こる可能性があるという見方をしています。

 

corporate.vanguard.com

 

新規の求人率は2023年12月時点で1.9%、2023年10月時点より▲0.2pt、2022年12月時点より▲0.8ptの減少となっている。

 

離職率は2023年12月時点で2.2%、2023年10月時点より▲0.1pt、2022年12月時点より▲0.3ptの減少となっている。

 

求人率、離職率の低下は、労働者が新しい、より良いポジションを見つけることが難しくなってきていることを示している。また過去10ヶ月間は、離職が求人を上回っており、これが示すことは、雇用主が離職したポジションを補充できていないということであり、足元の景気の悪化、経済状況の不透明さが影響しているものと考えられる。

 

 

また米国政府の労働統計局のデータも、バンガード社のデータと、求人率、離職率が低下してきている点では、ほぼ一致している。

 

労働統計局のデータは、求人率が離職率を上回っており、この点はバンガード社の離職率が求人率を上回っている点とは異なっている。これについては労働統計局のデータがより広い業界、企業の規模をカバーしており、バンガード社のデータとの差になっているものと考えられる。政府とヘルスケアセクターの新規雇用は、2023年の新規雇用の約半分を占めており、これらの業界はバンガード社の401Kプランに参加している人が殆どいないので、バンガード社のデータと差がでているものと考えられる。

 

 

バンガード社としては、2024年は労働市場の減速により失業者が増加することで、マイルドなリセッションが起こる可能性があるという立場を変えていません。

 

2月に入っても、1月に引き続き、米国株式市場は堅調ですし、多くのアナリスト、メディアの見解は、S&P500は現時点から更に年末にかけて10%以上は上昇するだろうといった強気、かつ楽観的な見方が圧倒的です。

 

そのような中で、バンガード社はどちらかと言えば、常にコンサバではありますが、2024年は慎重な立場を変えていないということを、米国株に投資をされている皆様と共有しておきたいと思います。市場が好調な時こそ、リスクの取り過ぎには注意していきたいと思います。

 

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